青海省民和県官亭中心衛生院入院病棟建設計画の署名式を開催
(09.02.17)
2月17日、当館における今年度草の根・人間の安全保障無償資金協力案件、「青海省民和県官亭中心衛生院入院病棟建設計画」の贈与契約署名式が、青海省において執り行われました。
【署名案件】
(1)案件名:青海省民和県官亭中心衛生院入院病棟建設計画
(2)被供与団体:三川発展促進会
(3)案件概要:青海省民和県官亭鎮の医療条件改善を目的として、既存の中心衛生院の敷地内に新たに入院病棟1棟(685.2平方メートル、3階建て、レンガコンクリート構造)を建設するための資金を供与する。
(4)案件の社会的背景・ニーズ:
青海省東部、甘粛省との省境に位置する民和回族土族自治県は、人口38万1,000人、面積1,780㎡を有する。住民の多くはコムギ、ハダカムギ、ジャガイモ、アブラナ、ゴマなどの商品作物を育てて生計を立てているが、総面積の80%が山地と渓谷により構成される険しい地勢であることに加え、乾燥が激しく水土流出も深刻であることから生産高は低い。また、農閑期には西寧へ出稼ぎに行く者もいるものの、建築現場での単純肉体労働による収入は少なく、平均年収はわずか1,100元に止まり、同県は1986年以来国家級貧困県の指定を受けるに至っている。
同鎮衛生院(医師数12人、看護師数9人、ベッド数36床)は、民和県の南方に位置し県城から最も遠く、またカバー人口が最も多い中心衛生院である。同鎮及び周辺地域の住民11万人余りに対して医療サービスを行っており、そのうち9万人以上が土族、回族、チベット族などの少数民族である。年間診察患者数は2万7,236人、年間手術執刀数は210例、年間入院患者数は1,286人。しかし、同院には正規の入院棟がないため入院患者と診察患者、男性患者と女性患者、伝染病患者と非伝染病患者、危篤患者と普通患者が同じ病室に入ることを余儀なくされている。また時には数人の患者が一つのベッドを使用せざるを得ない状況もあり、患者の早期回復に弊害が生じている。また、機材不足や医療技術の低さから同院が治療困難と判断し、上級医療機関(距離約90キロ)へ搬送される患者が毎年150人以上おり、これら患者の医療負担額も平均2000元強と相当大きい。このように劣悪な医療環境を改善し、住民らのニーズに応えるために、入院病棟の建設と必要な医療機材の購入、同院医師らに対する技術研修は急務である。
(5)裨益効果:
本件の実施により、官亭鎮及び周辺地域の住民約11万人の医療条件が改善される。
(6)供与限度額:88,043米ドル(2008年10月6日現在:9,948,859円、約60万元相当)
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