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「陝西省漢中市南鄭県城関鎮中心小学校校舎建設計画」の竣工式を開催

(09.02.25)

 

 

  2月25日、陝西省漢中市南鄭県のプロジェクトサイトにおいて、平成19年度草の根・人間の安全保障無償資金協力案件「陝西省漢中市南鄭県城関鎮中心小学校校舎建設計画」の竣工式が執り行われました。当館より空書記官が、中国側より劉穎・南鄭県人民政府副県長、張賢栄・南鄭県教育局局長ほかが出席しました。

 

 

(1)案件名:陝西省漢中市南鄭県城関鎮中心小学校校舎建設計画


(2)被供与団体:陝西省漢中市南鄭県人民政府


(3)案件概要:


 陝西省南西部の丘陵地帯に位置する漢中市南鄭県城関鎮において、中心小学校の校舎1棟(鉄筋レンガ構造、4階建て、1,570㎡)を新築。


(4)案件の社会的背景・ニーズ:


 陝西省南西部の盆地に位置する漢中市南鄭県は面積約2,849㎢、県人口は約53.8万人を有する。主要な産業は無く、県民は農業を主な収入源としているが、耕地面積は少なく、平均年収は1,800元と貧しい状況で、省級貧困県に指定されている。同県城関鎮中心小学校は1965年に創立され、現在、在校生301名(7クラス)、教職員18名を有している。


 同校は、校舎等が計4棟(2階建て1棟、他3棟は全て平屋建て)あるが、どれも60年代に建てられたものであり、老朽化は激しく、既に全てがC級危険建物に指定されている。同校の最大かつ唯一の2階建て校舎は、過去に一度修繕を行っているものの、問題の抜本的な解決にはっていない。


 また、同校は普通教室がわずか7室(1教室当たり平均面積は約54㎡)で、児童1人当たりの面積は1.26㎡と狭隘である。その上、同県教育局は現在、人材・土地・設備の有効利用を目的として小学校の再配置(統廃合)計画を推し進めており、同校は管轄地域である鎮内5村の小学校を吸収合併し、児童約800名を受け入れる計画となっているが、現在の収容能力では合併計画の実施は不可能である。さらに、同校は鎮の中心小学校にもかかわらず、特別教室などの教育設備が著しく不足しているだけでなく、電灯が設置されていない教室があるなど、基本的な学習条件を提供できない状態にあった。


(5)裨益効果


 同校生徒1,101名(実施後の推定在籍人数)が安全な校舎にて授業を受けることが可能となり、貧困村児童の教育環境が大きく改善される。


(6)供与限度額84,224米ドル(2007年5月29日現在:9,769,984円、約64万元相当)


(7)特記事項:


 本件の竣工後、コクヨインターナショナル株式会社より同小学校に対し5,520冊(児童1人あたり約5冊)のノートが寄贈される。

 

実施前のプロジェクトサイトの模様

   
実施後のプロジェクトサイトの模様