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「陝西省漢中市洋県湑水鎮中心小学校校舎建設計画」の竣工式を開催

(09.02.26)

 

 

 2月26日、陝西省漢中市洋県のプロジェクトサイトにおいて、平成18年度草の根・人間の安全保障無償資金協力案件「陝西省漢中市洋県湑水鎮中心小学校校舎建設計画」の竣工式が執り行われました。当館より空書記官が、中国側より胡瑞安・洋県人民政府県長、陳文俊・洋県教育局局長ほかが出席しました。

 

 

(1)件名:陝西省漢中市洋県湑水鎮中心小学校校舎建設計画


(2)被供与団体:陝西省漢中市洋県人民政府


(3)案件概要:


 陝西省南西部に位置する漢中市洋県の湑水鎮中心小学校において校舎1棟(鉄筋レンガ構造、3階建て、1,227.46㎡)を新築する。


(4)案件の社会的背景・ニーズ:


 陝西省南西部の山地に位置する漢中市洋県は、面積約3,206㎢で人口約44万人が住む。県民は農業を主な収入源としているが、土地が痩せているため収入は伸びず、平均年収は1,498元で、国家級貧困県に指定されている。


 湑水鎮中心小学校は1947年に創立された寄宿制の中心小学校で、在校生徒690名、教職員40名、17クラスを有している。


 同校校舎・宿舎・トイレ等のうち、90年竣工の2階建て校舎は、当時地元民から寄せ集められた低額な資金と未熟な労働力を用いて建設されたため低品質であり、C級危険建造物に指定されていた。その他の平屋教室も竣工から16年~33年が経過し老朽化が著しく、9棟の内の8棟がD級危険建造物に指定され、同校児童および教師は、暴風雨に見舞われればいつ倒壊してもおかしくないという危険且つ劣悪な環境下での学校生活を余儀なくされていた。


 また、同校では現有設備の収容能力不足も大きな問題で、収容しきれない生徒104名が村民委員会の建物を仮校舎として授業を受けていたほか、県政府が推し進めている小学校の統廃合計画を受け04年に実施した吸収合併した小学校の児童の一部は、元の村営学校にて授業を受けていた。


(5)裨益効果:


 危険建造物内で学習している児童554名が、危険且つ劣悪な修学環境から脱却し、安全な校舎にて授業を受けることが可能となる。


(6)供与限度額:


 87,288米ドル(実施当時:9,688,968円、687,837.26元相当)


(7)特記事項:


 本件の竣工後、コクヨ・インターナショナル株式会社より漢中市洋県湑水鎮中心小学校児童に対し4,000冊(児童一人あたり5冊)のノートが寄贈された。

 

実施前のプロジェクトサイトの模様

   
実施後のプロジェクトサイトの模様