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「吉林省敦化市中国医学病院カシン・ベック病医療機材整備計画」の機材引渡し式典を開催

(09.11.12)

 

 

   11月12日、吉林省において、平成19年度草の根・人間の安全保障無償資金協力案件「吉林省敦化市中国医学病院カシン・ベック病医療機材整備計画」の機材引渡し式が執り行われました。当館より志賀書記官が、中国側より邵奎力・吉林省敦化市衛生局副局長他が出席しました。

 

 

(1)案 件 名:吉林省敦化市中国医学病院カシン・ベック病医療機材整備計画


(2)被供与団体:吉林省敦化市人民政府


(3)案件概要
吉林省敦化市において、同市中国医学病院のカシン・ベック病治療を改善することを目的として、コンピュータ放射成像システム1台を購入するための資金を供与する。


(4)案件の社会的背景・ニーズ


 敦化市中国医学病院(医師数137名、看護士数85名、その他職員137名、ベッド数280床)は、中国医学(漢方)を主とする医院として、市中心部のみならず、農村部を含む敦化市内全域の住民に対して、中国医学と西洋医学を合わせた医療サービスを提供している。年間延べ25万人の患者を診察し(そのうち6万人が救急医療)、2,200例の手術を行う同院は、地域の住民らに欠かせない医療機関であると言える。


 一方、敦化市中国医学病院は、建物等の箱モノの整備はなされてきたものの、医療機材は老朽化や不足が目立ち、十分な医療環境の下で治療が行われているとはいい難い。新型農村合作医療制度の普及に伴い、患者数が増加したことに加え、必要とされる医療レベルも高まっている状況においては、住民に提供する治療の範囲を拡大し、より危険要素の少ない条件の下で健康回復に専念できる環境作りを急ぐ必要がある。


 特に、標高が高く、寒冷な山間地域の風土病である「カシン・ベック病」(関節と骨の変形・はれを主症状とし、O脚、X脚を来し、発育が阻害される。発見者の医師の名にちなみ、カシン・ベック病と言われる。)に対する対策は、この地域における医療の最重要事項の一つであり、それには個々の患者に対する早期かつ正確な診断が不可欠である。毎年3、4月に地元小学校の7~12歳の児童に対しレントゲン検査を行い、早期発見に努めているものの、現有機材では誤診率が高くなっている。早期かつ正確な診断のためには、高精度のレントゲン及び成像機が不可欠であるが、これを独力で調達することは困難な状況である。


(5)裨益効果


 本件の実施により、敦化市全域の住民約48万人の医療条件が改善され、身体的・経済的負担が軽減される。


(6)供与限度額84,840米ドル(2008年1月28日現在:9,841,440円、約61万元相当)