陝西省延安市富県小学校校舎建設計画の竣工式を開催
(09.11.23)
11月23日、陝西省延安市富県のプロジェクトサイトにおいて、平成19年度草の根・人間の安全保障無償資金協力案件「陝西省延安市富県小学校校舎建設計画」の竣工式が執り行われました。当館より渡邊書記官が、中国側より南普選 陝西省外事弁公室秘書処処長ほかが出席しました。
(1)案件名:陝西省延安市富県小学校校舎建設計画
(2)被供与団体:陝西省延安市富県人民政府
(3)案件概要:陝西省富県において、校舎の老朽化と収容能力不足が深刻な問題となっている南教場小学校の学習環境を改善するために、新たに校舎(レンガコンクリート構造、3階建て、1,384.5㎡)を建設する。
(4)案件の社会的背景・ニーズ:
陝西省北中部の丘陵地帯に位置する延安市富県は、面積約4,182㎢、人口約14.8万人を有する。県民は農業を主な収入源としているが、耕地面積は少なく、平均年収は880元(約1万3,200円)と貧しい状況であり、省級貧困県に指定されている。同県南教場小学校は1952年に創立され、現在、教職員数23名、在校生数561名、11クラス(幼稚クラス1クラスを含む)を有する中心小学校である。
80年代に建設されたレンガ木造の同校現有校舎5棟(計840㎡)は、老朽化のため損傷が著しく、そのほとんどがC、D級危険建造物に指定されており、天井は雨漏りし、土台は沈み込んで壁には亀裂が入っているという危険且つ劣悪な環境下で500名以上の児童が授業を受けている。こうした状況を重く見、県政府は毎年資金を投入して危険建造物の修繕を行っているが、その額は2,000~5,000元/年と微少であり、抜本的な解決に至るには程遠い状況である。
また今年、同校は管轄区の小学校12校から3年生以上の児童の大部分を段階的に受け入れる計画であり、昨年9月においては既に生徒が74人増加した。しかし、この他まだ少なくとも40人前後の児童が本来同校に通うべきところ、同校の収容能力不足のため未だ元の学校に通学している。上記の状況を改善するため、同校に新校舎を建設することは急務である。
(5)裨益効果:
児童601名(実施後の推定在籍人数)が安全な校舎にて授業を受けることが可能となり、貧困村児童の教育環境が大きく改善される。
(6)供与限度額:85,308米ドル(2007年5月22日現在:9,895,728円、約65万元相当)
(7)特記事項:
本件の竣工後、コクヨインターナショナル株式会社より同小学校に対し3,060冊(児童1人あたり約5冊)のノートが寄贈される。
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