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陝西省宝鶏市隴県小学校校舎建設計画の竣工式を開催

(09.11.24)

 

 
   11月24日、陝西省宝鶏市隴県のプロジェクトサイトにおいて、平成19年度草の根・人間の安全保障無償資金協力案件「陝西省宝鶏市隴県小学校校舎建設計画」の竣工式が執り行われました。当館より渡邊書記官が、中国側より葛管社 陝西省隴県人民政府副県長 ほかが出席しました。

 

 

(1)案件名:陝西省宝鶏市隴県小学校校舎建設計画


(2)被供与団体:陝西省宝鶏市隴県人民政府


(3)案件概要:陝西省中西部の山地に位置する宝鶏市隴県東風鎮において、堯場小学校の学習環境を改善するため、校舎1棟(レンガコンクリート構造、3階建て、1,108.8㎡、14室)を建設するとともに、校門及び塀を整備する。


(4)案件の社会的背景・ニーズ


 陝西省中西部の山地に位置する宝鶏市隴県は、面積約2,418㎢、人口約25万人を有する。県民は農業を主な収入源としているが、山地で土地が痩せている他、乾燥気候で自然災害も頻発しているため平均年収は1,863元(約2万7,945円)と貧しい状況で、国家級貧困県に指定されている。同県東風鎮堯場小学校は1961年に創立され、現在、教職員数12名、在校生数288名、7クラス(幼稚クラス1つを含む)を有している。


 同校では現有校舎の老朽化が深刻な問題となっており、70年代に建てられたレンガ木造の現有校舎4棟は老朽化のため既に危険建物に認定されている。このため児童は、天井は窪んで雨漏りがし、壁は傾いて所々亀裂が入っているという危険且つ劣悪な環境下での学習を余儀なくされている。また、石炭採掘区と隣り合っているため、事故の危険性や地盤沈下の懸念がある他、生活用水や飲料水の確保が困難であるという問題を抱えている。


 かかる状況の下、同校は現在の所在地から約500m離れた堯場村の中心部に移転、村有の耕作地に校舎及び教員宿舎兼事務棟を新たに建設する計画を立てている。移転先の用地は買収の必要がなく、三方を耕地に囲まれ省道から200mと便利な上、石炭採掘区からも遠く離れており地盤沈下が起こる危険性もない。また、村民用の井戸も設置されており軽微な費用負担で使用可能であるため、同校が現在直面している問題は全て解決される。以上の状況に鑑みて、同校の移転及び新校舎の建設は急務である。


(5)裨益効果


 児童301名(実施後の推定在籍人数)が安全な校舎にて授業を受けることが可能となり、貧困村児童の教育環境が大きく改善される。


(6)供与限度額85,257米ドル(2007年5月22日現在:9,889,812円、約65万元相当)


(7)特記事項:


本件の竣工後、コクヨインターナショナル株式会社より同小学校に対し1,560冊(児童1人あたり約5冊)のノートが寄贈される。

 

以前の校舎で学習する児童たち
以前の校舎