陝西省渭南市臨渭区小学校校舎建設計画の竣工式を開催
(09.11.25)
11月25日、陝西省渭南市臨渭区のプロジェクトサイトにおいて、平成19年度草の根・人間の安全保障無償資金協力案件「陝西省渭南市臨渭区小学校校舎建設計画」の竣工式が執り行われました。当館より渡邊書記官が、中国側より雷立新 陝西省渭南市臨渭区副区長ほかが出席しました。
(1)案件名:陝西省渭南市臨渭区小学校校舎建設計画
(2)被供与団体:陝西省渭南市臨渭区人民政府
(3)案件概要:陝西省渭南市臨渭区において、校舎の老朽化と収容能力不足が深刻な問題となっている信義小学校の学習環境を改善するために、新たに校舎(レンガコンクリート構造、3階建て、1,184.6㎡、15室)を建設する。
(4)案件の社会的背景・ニーズ:
陝西省中部に位置する渭南市臨渭区(県級)は、面積約1,221㎢、人口約88万人を有する。区民は農業を主な収入源としているが、平均年収は2,100元(約3万1,500円)と貧しい状況で、省級貧困県(区)の指定を受けている。同区信義小学校は1932年に創立され、現在、教職員数22名、在校生数337名、12クラス(幼稚クラス2クラスを含む)を有する中心小学校である。
同区では全小中学校の90%が危険建築物を所有しており、その面積は合計14.6k㎡に達している。とりわけ、同校は現有校舎の大部分が70年代に建てられたレンガ木造構造であり、老朽化による損傷が激しいため、既に全校舎(面積計1,250㎡)が危険建築物の指定を受けている。特に屋根・天井の傷みは深刻で、雨天時には瓦や土が崩れ落ちてくるという危険な状況であるが、代替施設となる建物がないため、児童達はかかる劣悪な環境下で授業を受けざるを得ない。
また、同区では2010年までの完成を目標に同区の小中学校の統廃合を推し進めている。同校は全郷の中心部に位置するという地理的優位性により、統廃合実施後は全郷唯一の寄宿制完全小学校となる予定であるが、統合後の同校生徒数は合計676名に増加する見込みであり、現在の同校校舎の収容能力では受け入れは不可能である。上記の状況を改善するため、同校に新校舎を建設することは急務である。
(5)裨益効果:
本プロジェクトの実施により、児童676人(実施後の推定在籍人数)が安全な校舎にて授業を受けることが可能となり、貧困村児童の教育環境が大きく改善される。
(6)供与限度額:85,301米ドル(2007年5月22日現在:9,894,916円、約65万元相当)
(7)特記事項:
本件の竣工後、コクヨインターナショナル株式会社より同小学校に対し3,400冊(児童1人あたり約5冊)のノートが寄贈された。
以前の校舎の様子 |
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