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「内蒙古自治区赤峰市巴林左旗浩爾吐中心衛生院救急センター医療機材整備計画」等3案件の署名式を開催

(10.03.01)

 

 
  3月1日、当館における今年度草の根・人間の安全保障無償資金協力案件、「内蒙古自治区赤峰市巴林左旗浩爾吐中心衛生院救急センター医療機材整備計画」、「内蒙古自治区錫林郭勒盟蘇尼特左旗基礎衛生室建設計画」及び「内蒙古自治区包頭市固陽県西闘鋪鎮紅泥井衛生院建設計画」の贈与契約署名式が、内蒙古自治区において執り行われました。

   

 

【署名案件Ⅰ】


(1)案件名:内蒙古自治区赤峰市巴林左旗浩爾吐中心衛生院救急センター医療機材整備計画


(2)被供与団体:内蒙古自治区赤峰市巴林左旗人民政府


(3)案件概要:内蒙古自治区赤峰市巴林左旗富河鎮(元:浩爾吐郷)において、衛生院の医療機材を整備する。


(4)案件の社会的背景・ニーズ


 内蒙古自治区赤峰市北部に位置する巴林左旗は人口35万8,500人(うち少数民族割合約33%)、面積6,644k㎡を有する。住民の大部分(84.67%)は農牧業により生計を立てているが、自然条件は厳しく、2008年の平均年収は都市部で9,927元、農村部で4,363元と低い。また旗農村牧畜地区人口の23.6%は平均年収が1,500元に満たない厳しい生活を強いられており、同旗は国家級貧困旗県に指定されている。


 同旗浩爾吐中心衛生院(医師数10人、看護士数3人、職員7人、ベッド数20床)は、同鎮2.6万人及び周辺地域の住民10万人余りに対して医療サービスを行う鎮中心衛生院である。年間診察患者数は4万3,000人、年間手術執刀数は450例。同院では、所有する医療機材の老朽化や不足から、患者らのニーズに応えきれておらず、2007年、医療機材の老朽化や不足等理由による上級機関への搬送者は170人、そのうち2人が死亡、うち1人は妊婦であった。2008年の搬送者は144人、そのうち3人が搬送中に死亡、うち1人は妊婦であった。これらは医療機材があれば救えた命である。


 2009年、上級部門である内蒙古自治区衛生庁が資金を負担し、同院に対し病棟の補修工事及びエコー装置、心電図装置、レントゲンの整備を行うこととなった。しかし、医療機材の老朽化や不足が目立つ同院では、いまだ十分な医療環境の下で治療が行われているとはいい難い。例えば、90年に購入した手術ベッドは老朽化が激しく通常手術においてほとんど使用できない状態であり、胃洗浄機や電子メスなど基本的な医療器材も有していない状態である。同地区は、旗中心地から60キロと遠く、カバー範囲が広いことに加え、必要とされる医療レベルも高まっている現状においては、住民に提供する治療の範囲を拡大し、より危険要素の少ない条件の下で健康回復に専念できる環境作りを急ぐ必要がある。このため地元政府では、このように劣悪な医療環境を改善し、住民らのニーズに応えるために、老朽化したり既に使用不可能となった機材を更新し、併せて必要な機材を新たに購入することにより、医療サービスの範囲を広げると同時に、同院医師らに対する技術研修を実施し、医療レベルの底上げを図ることを目指している。


 上記の状況を改善するため、医療機材の整備は急務である。


(5)裨益効果


本件の実施により、富河鎮住民2.6万人及び周辺地区住人10万人の医療条件が改善される。


(6)供与限度額86,017米ドル(2009年9月1日現在:8,859,751円、約59万元相当)

 

 

【署名案件Ⅱ】


(1)案件名:内蒙古自治区錫林郭勒盟蘇尼特左旗基礎衛生室建設計画


(2)被供与団体:内蒙古自治区錫林郭勒盟蘇尼特左旗人民政府


(3)案件概要:内蒙古自治区錫林郭勒盟蘇尼特左旗巴彦淖爾鎮において、基礎衛生室(以下、単に「衛生室」という。)を建設する。


(4)案件の社会的背景・ニーズ


 内蒙古高原東南部に位置する錫林郭勒盟蘇尼特左旗(県に相当)は人口3万3,809人(うち少数民族人口約82%)、面積3万4,000k㎡を有する。全旗面積の50%以上が草原地帯である。年間平均降水量150-200mmに対し、蒸発量が2,269mmと年間降水量の10倍以上であり旱魃の激しい地区である。全旗10,717戸のうち4,534戸(15,795人)は遊牧民であり、平均年収は都市部で1,800元、農村部で1,200元と低い。2002年3月より区級貧困旗県に指定されている。


 同旗巴彦淖爾鎮には14の行政村があるが、いずれの村にも衛生室は設置されていない。また、道路が十分に整備されていないため、遊牧民らが鎮中心衛生院まで行くことは容易ではない。このような状況の中、村人たちの健康を支えているのはそれぞれの村にいる医師達である。彼ら14人の医師は、元来60-80年代にモンゴル医学研修班において学んだ生徒や1994、1995年に錫林郭勒盟衛生学校郷医療班で学んだ生徒らであり、医療従事経験が最も長い者は30年以上の経験をもつ。


 彼らはみな自宅での治療や診察を余儀なくされているが、自宅では衛生状況がいいとは言えず、医師・患者両者にとって衛生室の建設は当面の急務となっている。そこで、地元政府は、各村に1軒ずつ衛生室を建設し、必要な基礎医療機材を購入することにより地元の医療条件を全面的に改善する計画を立てている。


 このような現状を改善するため、衛生室の改築は急務である。


(5)裨益効果


 本件の実施により、同鎮14の貧困村住民5,239人、地区流動人口2,600人及び周辺地区遊牧民6,300人が基礎設備の整った衛生的な医療環境で治療を受けることが可能となる。


(6)供与限度額90,629米ドル(2009年9月1日現在:9,334,787円、約64万元相当)

 

 

【署名案件Ⅲ】


(1)案件名:内蒙古自治区包頭市固陽県西闘鋪鎮紅泥井衛生院建設計画


(2)被供与団体:内蒙古自治区包頭市固陽県人民政府


(3)案件概要:内蒙古自治区包頭市固陽県西闘鋪鎮紅泥井村において、衛生院を建設する。


(4)案件の社会的背景・ニーズ


 内蒙古自治区中西部に位置する包頭市固陽県は人口約21万4,000人(うち農業従事人口76.6%)、面積5,021k㎡を有する。平均海抜1,300m、平均気温2-5℃。全県の80%が山岳地帯または半山岳地帯に属しており、旱魃の被害がひどい。交通や自然条件等の制約を受け、経済的に立ち後れており、全県人口の約30%が貧困層に属している。平均年収は都市部で12,006元、農村部で4,739元であり、1994年より国家級貧困県の指定を受けている。


 同県西闘鋪鎮紅泥井衛生院(医師数5人、看護士数3人、職員数5人、ベッド数12床)は同鎮北端にある鎮中心衛生院である。同院には急診科、総合医療科、予防保健科、産婦人科、中国医学科が設けられており、年間のべ1万4,000人の患者を診察している。同院では、週に1度市級医院から医師を招き、農牧民らに低額で良質な医療サービスを提供しているほか、貧困層への医薬品や検査費の減免措置をとっており、同院は同地域の住民らには欠かせない医療機関であると言える。


 1972年に建設された木造レンガ構造(平屋2棟)の同衛生院は、老朽化に加え1996年の地震の影響を受け、現在全体の96%が倒壊の恐れのある危険建築物に指定されている。同院では2000年に壁にペンキを塗るなどの補修工事を行ったが、これは表面的な解決にしかなっておらず、住民らは危険な環境下での治療を余儀なくされている。このため地元政府は老朽化した衛生院2棟のうちの1棟を取り壊し、新たに平屋建て衛生院1棟を建設する計画を立てている。また同プロジェクトの実施と同時に、地方政府が費用を負担しもう1棟に対しての修繕工事を行うとともに、不足している医療機材を整備することで医療条件を全面的に改善する計画を立てている。


 このような現状を改善するため、新衛生院の建設は急務である。


(5)裨益効果


 本件の実施により、同鎮住民2万4千人及び周辺地区住民1万2千人の医療条件が改善される。


(6)供与限度額:93,704米ドル(2009年9月1日現在:9,651,512円、約61万元相当)


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