1.本11日午後7時45分頃、堀之内次席公使は、孔鉉佑外交部アジア司長に対し、本日発生した中国軍の戦闘機(Su-27)による海上自衛隊機及び航空自衛隊機に対する近接飛行事案について、我が国としての厳重な抗議を重ねて行うとともに、再発防止を求めました。
2.堀之内次席公使からは、中国軍機による自衛隊機への近接飛行については、先月24日にも発生したばかりであり、中国側には厳重な抗議と再発防止を強く求めたにもかかわらず、同様の事案が発生したことは極めて遺憾である、飛行中の航空機に30メートル乃至45メートルまで近接することは、偶発的事故の発生に繋がりかねない非常に危険な行為であり、中国側においては事態の深刻さを改めて重く受け止めるべきである、として強く抗議しました。
3.その上で、堀之内次席公使は、両国間で不測の事態を回避・防止するため、日中の防衛当局間において、海上及び空域での安全確保について話し合うことは重要であり、防衛当局間の海上連絡メカニズムを早期に運用開始すべきである旨改めて指摘しました。
4.以上に対して、孔鉉佑外交部アジア司長は、日本側の指摘は事実に反する等の中国側の主張を述べる等しました。
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