在中国日本国大使館
1.山西省・山東省における鳥インフルエンザのヒト感染事例に関し、WHO北京事務所がプレスリリースを発表しています。内容は以下のとおりです。
(当館仮訳)
タイトル「中国は先週末に2例の鳥インフルエンザ病例を発表した。」
北京のWHOは先週末に中国で発生した2例の鳥インフルエンザ病例の通報を受けた。感染した1名の2歳女児は現在入院治療中。もう1名の27歳の女性患者は1月17日に死亡した。
中国衛生部はWHO北京事務所代表処に対して上記の病例を報告した。WHOは今後も衛生部が継続して関連病例の最新状況を報告するよう期待する。また、いつでも必要な技術援助をする用意がある。
WHOの全世界の新型インフルエンザ警戒レベルはフェーズ3のままであり、それは「ないか、あるいは限られたヒトからヒトへの感染」を意味している。春節期間は鶏肉の消費量が増加するにつれ、人々が家禽と接触する機会も増加する。したがって、皆さんには鶏肉はよく加熱してから食べること、生肉に触ったあとは必ず手を洗うなど鳥インフルエンザ予防措置をとるようおすすめする。
2003年に鳥インフルエンザH5N1が再び出現して以来、中国では33例が確認され、そのうち22例が死亡している(先週末の病例及び今月初めの北京の感染例を含む。)。2歳の女児は現在入院治療中である。
※当館注 昨日公表された湖南省の感染例をあわせれば合計感染例は34例になります。
プレスリリース原文は、WHO北京事務所ホームページの「media centre」欄をご覧下さい。(http://www.wpro.who.int/china/media_centre/list.htm)
2.今年に入ってからは、北京市、山西省、山東省、湖南省と感染例が続いていますので、WHOのプレスリリースにもあるとおり、引き続き、不用意に鳥に近寄ったり触れたりせず、衛生管理にも十分注意してください。
その他、感染地域滞在の注意事項については、「海外渡航者のための鳥及び新型インフルエンザに関するQ&A」を御参照ください。(http://www.anzen.mofa.go.jp/kaian_search/sars_qa.html)
3. 当館では新たな情報が得られ次第、当館ホームページ及びメールマガジンでお知らせします。
(参考ホームページ等)
○外務省領事局政策課(海外医療情報)
電話:(代表)03ー3580ー3311(内線)2850
○外務省海外安全相談センター
電話:(代表)03ー3580ー3311(内線)2902
○外務省海外安全ホームページ:http://www.anzen.mofa.go.jp
○鳥インフルエンザに関する情報(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou02/index.html
○新型インフルエンザ対策関連情報(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/index.html
○海外渡航者のための感染症情報(厚生労働省検疫所)http://www.forth.go.jp
○高病原性鳥インフルエンザ(国立感染症研究所感染症情報センター)
http://idsc.nih.go.jp/disease/avian_influenza/index.html
○鳥インフルエンザに関する情報(農林水産省)
http://www.maff.go.jp/tori/index.html
○Avian influenza(世界保健機関(WHO))
http://www.who.int/csr/disease/avian_influenza/en/
○国際獣疫事務局(OIE)
http://www.oie.int/eng/en_index.htm |