在中国日本国大使館
1.1月26日、中国衛生部はホームページにて、広西壮族自治区で高病原性鳥インフルエンザの人への感染が確認され、患者(1名)は死亡した旨を発表しました。発表の主要点は以下のとおりです。
(1)患者は18歳の男性。広西自治区北流市在住。
(2)1月19日に発病し、同日より当地の衛生院で治療をうけたが症状はよくならず、1月24日に玉林市紅十字会病院に入院した。病状は重く、全力で治療に当たったが1月26日に死亡した。
(3)1月26日、中国疾病予防コントロールセンターが、患者の標本から鳥インフルエンザウイルス(H5N1)陽性を確認。疫学調査によれば患者は発病前に死んだ家禽との接触歴がある。
(4)感染の発生後、現地政府はこれを高度に重視し、密接接触者に対して厳密な医学観察を実行しているが、今までに異常な臨床症状は現れていない。
2.中国政府のこれまでの公表によれば、今回の事例をあわせて、中国における鳥インフルエンザの人への感染例は37例目になります。また、今年に入ってからは、北京市、山西省、山東省、湖南省、新彊自治区、貴州省の例に続く7例目の感染例(死亡例は5例目)になります。鳥インフルエンザ発生国である中国では、引き続き、不用意に鳥に近寄ったり触れたりせず、衛生管理にも十分注意してください。
その他、感染地域滞在の注意事項については、「海外渡航者のための鳥及び新型インフルエンザに関するQ&A」を御参照ください。
(http://www.anzen.mofa.go.jp/kaian_search/sars_qa.html)
3. 当館では新たな情報が得られ次第、当館ホームページ及びメールマガジンでお知らせします。
(参考ホームページ)
○外務省領事局政策課(海外医療情報)
電話:(代表)03ー3580ー3311(内線)2850
○外務省海外安全相談センター
電話:(代表)03ー3580ー3311(内線)2902
○外務省海外安全ホームページ:http://www.anzen.mofa.go.jp
○鳥インフルエンザに関する情報(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou02/index.html
○新型インフルエンザ対策関連情報(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/index.html
○海外渡航者のための感染症情報(厚生労働省検疫所)
http://www.forth.go.jp
○高病原性鳥インフルエンザ(国立感染症研究所感染症情報センター)
http://idsc.nih.go.jp/disease/avian_influenza/index.html
○鳥インフルエンザに関する情報(農林水産省)
http://www.maff.go.jp/tori/index.html
○Avian influenza(世界保健機関(WHO))
http://www.who.int/csr/disease/avian_influenza/en/
○国際獣疫事務局(OIE)
http://www.oie.int/eng/en_index.html
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