在中国日本国大使館
1.1月31日、中国衛生部はホームページにて、湖南省で高病原性鳥インフルエンザの人への感染が確認され、患者は治療中である旨を発表しました。発表の主要点は以下のとおりです。
(1)患者は21歳の女性。湖南省●浦県(●はさんずいに「叙」)在住。
(2)1月23日に発病し、病状が重くなった後、1月26日に●浦県(●はさんずいに「叙」)人民病院に入院、1月29日には長沙市中南大学湘雅病院に転院して治療を受けた。現在、患者の病状は基本的に安定しており、臨床症状は好転している。
(3)1月30日、中国疾病予防コントロールセンターが、患者の標本から鳥インフルエンザウイルス(H5N1)陽性を確認。疫学調査によれば患者は発病前に死んだ家禽との接触歴がある。
(4)感染の発生後、現地政府はこれを高度に重視し、密接接触者に対して厳密な医学観察を実行しているが、今までに異常な臨床症状は現れていない。
2.中国政府のこれまでの公表によれば、今回の事例をあわせて、中国における鳥インフルエンザの人への感染例は38例目になります。また、今年に入ってからは、北京市、山西省、山東省、湖南省、新彊自治区、貴州省、広西自治区の例に続く8例目の感染例(湖南省では2例目の感染例。ただしこの2例の感染場所は別の場所です。)になります。
鳥インフルエンザ発生国である中国では、引き続き、不用意に鳥に近寄ったり触れたりせず、衛生管理にも十分注意してください。
その他、感染地域滞在の注意事項については、「海外渡航者のための鳥及び新型インフルエンザに関するQ&A」を御参照ください。
(http://www.anzen.mofa.go.jp/kaian_search/sars_qa.html)
3. 当館では新たな情報が得られ次第、当館ホームページ及びメールマガジンでお知らせします。
(参考ホームページ等)
○外務省領事局政策課(海外医療情報)
電話:(代表)03ー3580ー3311(内線)2850
○外務省海外安全相談センター
電話:(代表)03ー3580ー3311(内線)2902
○外務省海外安全ホームページ:http://www.anzen.mofa.go.jp
○鳥インフルエンザに関する情報(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou02/index.html
○新型インフルエンザ対策関連情報(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/index.html
○海外渡航者のための感染症情報(厚生労働省検疫所)http://www.forth.go.jp
○高病原性鳥インフルエンザ(国立感染症研究所感染症情報センター)
http://idsc.nih.go.jp/disease/avian_influenza/index.html
○鳥インフルエンザに関する情報(農林水産省)
http://www.maff.go.jp/tori/index.html
○Avian influenza(世界保健機関(WHO))
http://www.who.int/csr/disease/avian_influenza/en/
○国際獣疫事務局(OIE)
http://www.oie.int/eng/en_index.htm
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