新型インフルエンザ問題について(NO.17:チベットの疑い例は陰性)
2009年5月20日
在中国日本国大使館
1.大使館情報NO.15でお知らせしたチベット自治区における新型インフルエンザ感染疑い例について、5月20日、中国衛生部はホームページにて、本例は季節性インフルエンザへの感染例であり、新型インフルエンザではなかった旨を発表していますのでお知らせします。中国本土での確定例は合計4例(四川省、山東省、北京市、広東省)のままです。
【衛生部発表の概要】
(1)5月20日午前、中国衛生部は、チベットツガツェ地区ダムから入国したイタリア人について新型インフルエンザ(H1N1)の疑いを排除して季節性インフルエンザと診断するとともに、同行していた23人の観光客の医学観察を解除した。
(2)5月20日午前、中国疾病予防コントロールセンターが、同患者の喉からの標本について検査したところ、結果は新型インフルエンザH1N1型陰性、季節性インフルエンザH3亜型陽性であり、衛生部専門家チームは季節性インフルエンザと診断した。
(3)患者の病状は穏やかであり、体温37.5度である。衛生部はチベット自治区の衛生部門に対して患者との密接接触者に対する医学観察を解除するよう指示した。 |