鳥インフルエンザ関連情報(第七報)
(北京市における人への感染について)
2013年4月13日
在中国日本国大使館
1.北京市衛生局は、13日、北京市で初めての「H7N9型」鳥インフルエンザウイルス感染確定症例が発生したことを発表しました。発表の主要点は以下のとおりです。
(1)北京市疾病コントロールセンターの実験室の検査測定等を経て、地壇医院で治療を受けている7歳の女児が「H7N9型」鳥インフルエンザウイルスに感染されていることを確認した。
患者は、順義区後沙峪古城村中心街に居住。患者の父母は同居住地において活きた家禽の販売に従事。
(2)これは北京市で発生した初めての「H7N9型」鳥インフルエンザウイルス感染確定症例である。現在、北京地壇医院で患者に対して救援措置を講じているところ、患者の病状は安定している。北京市疾病コントロールセンターは、2名の濃厚接触者(患者の父母)に対して既に医学観察を行っているが、これまで異常症状は見られていない。
2.かかる状況を受けて、中国滞在中の方におかれては、引き続き、以下の諸点にご注意願います。
(1)発熱、咳などの呼吸器感染の症状が発症、特に高熱の発症や呼吸困難の症状が見られた場合は速やかに医師の診断を受けるようにお願い致します。
(2)生きた鳥を扱う市場や家禽飼育場への立入を避け、不用意に鳥・家畜に近寄ったり触れたりせず、死んだ鳥や放し飼いの家禽や鳥の排泄物に汚染された物との接触を避けてください。
また、手洗い、うがい等につとめ、衛生管理に十分注意してください。十分な栄養、睡眠をとり、平素からの体調管理に気をつけてください。
(3)外出する場合には、人混みはできるだけ避け、人混みではマスクをする等の対策を心がけてください。
(4)その他、感染地域滞在の注意事項については、以下の参考ホームページを御参照ください。
3.当館では新たな情報が得られ次第、当館ホームページ等でお知らせします。
(参考ホームページ等)
○外務省領事サービスセンター
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902
(外務省関連課室連絡先)
○外務省領事局政策課(海外医療情報)
電話:(代表)03-3580-3311(内線)2850
○外務省 海外安全ホームページ: http://www.anzen.mofa.go.jp/
(携帯版) http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp
○海外安全ホームページ:
「海外渡航者のための新型インフルエンザに関するQ&A」
http://www.anzen.mofa.go.jp/kaian_search/influ_qa.html
「海外渡航者のための鳥インフルエンザに関するQ&A」
http://www.anzen.mofa.go.jp/kaian_search/sars_qa.html
○鳥インフルエンザに関する情報(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou02/index.html
○海外渡航者のための感染症情報(厚生労働省検疫所)
http://www.forth.go.jp
○インフルエンザA(H7N9) (国立感染症研究所感染症情報センター)
http://www.nih.go.jp/niid/ja/diseases/a/flua-h7n9/3395-n7n9top.html
○鳥インフルエンザに関する情報(農林水産省)
http://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/tori/index.html
○Avian influenza(世界保健機関(WHO))
http://www.who.int/csr/disease/avian_influenza/en/
○国際獣疫事務局(OIE)
http://www.oie.int/eng/en_index.htm
○中国疾病予防控制中心「人感染H7N9禽流感」※中国語サイト
http://www.chinacdc.cn/jkzt/crb/rgrgzbxqlg_5295/
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