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生食・ペットを介する寄生虫感染症が増加中

(05.05.24)

 

 

1.中国における寄生虫感染症の流行状況

  中国衛生部は、5月16日、寄生虫感染症の流行状況について、調査結果を発表しました。代表例として肝臓ジストマ病とトキソプラズマ症を紹介します。

 

(1)肝臓ジストマ病(中国名「肝吸虫症」):感染率は0.58%で、最近4年間に75%増えています。特に、広東省、広西チワン族自治区、吉林省では、15年前に比べ、それぞれ182%、164%、630%増加しています。

 

(2)トキソプラズマ症(中国名「弓形虫病」):感染率は7.9%です(15省)。

 なお、北京青年報によれば、北京市での感染率は、9.6%とされています。

 

 

2.症状と感染経路

 

(1)肝臓ジストマ病
初期には食欲不振、発熱、下痢を生じ、慢性化すると肝硬変になります。
肝臓ジストマ虫は、鯉やワカサギなどの淡水魚の鱗や筋肉内にいるため、これらの感染魚の生食によって感染します。

 

(2)トキソプラズマ症
感染しても無症状の場合が多く、日本人の成人では7~35%の人に感染歴があるとされています。妊婦が感染した場合、早流産や死産、未熟児の原因となることがあります。
トキソプラズマ虫は、猫の小腸や豚・羊の筋肉内にいます。感染猫の糞便を埃とともに経口摂取したり、感染豚・羊肉の生食により感染します。

 

  
3.日常生活の留意点

(1)肝臓ジストマ病:淡水魚の生食を避けて下さい。加熱処理は効果的です。食塩、食酢には予防効果はありません。

 

(2)トキソプラズマ症:豚・羊の生食を避けて下さい。また、妊娠中は、猫の糞便にも十分注意して下さい。

 

 


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