現在位置:ホーム >> 領事情報

 
大使館案内(住所・開館時間)
大使挨拶
大使紹介
大使インタビュー
大使活動
領事情報/各種手続
日中関係・日本の外交
経済・企業支援
文化・教育
マス・メディア
リンク


 

 

 


 

SINA微博QRコード

TENCENT微博QRコード

We Chat(微信)QRコード

中国の緊急電話

公安局:110

消防:119

交通事故:122

救急車:120又は999

番号案内:114

中国に対する渡航情報(危険情報)の発出

(08.03.28)

 

※ 本情報は、海外に渡航・滞在される方が自分自身の判断で安全を確保するための参考情報です。本情報が発出されていないからといって、安全が保証されるというものではありません。
※ 本情報は、法令上の強制力をもって、個人の渡航や旅行会社による主催旅行を禁止したり、退避を命令するものでもありません。
※ 海外では「自分の身は自分で守る」との心構えをもって、渡航・滞在の目的に合わせた情報収集や安全対策に努めてください。

----------------------------------
●チベット自治区
:「渡航の延期をお勧めします。」(継続)
●青海省、甘粛省及び四川省(アバ チベット族・羌(チャン)族自治州、甘孜(カンゼ)チベット族自治州、涼山彝(イ)族自治州)
:「渡航の是非を検討してください。」(新規)
●アフガニスタンとの国境付近
:「渡航の是非を検討してください。」(継続)
----------------------------------

☆詳細については、下記の内容をよくお読みください。

1.概況
(1)チベット自治区では、2008年3月10日以降、僧侶などによるデモが相次ぎ、ラサ市内にある寺院周辺では3月14日、商店が放火されるなどの暴動が発生し、暴徒化した一部市民が商店・銀行等に対する投石、車両への放火、店舗の破壊等の行為に出たため、これに対し軍や武装警察が催涙弾等により応酬し、死傷者が出たとの情報があります。


(2)チベット自治区のラサ市で起きた騒乱は、周辺の青海、四川、甘粛の各省にあるチベット族自治州にも波及して、デモや暴動が発生し、死傷者が出たほか、政府機関の建物や店舗が放火されるなどの被害が出たとの情報があります。


(3)ラサ市内の抗議行動は沈静化した模様ですが、中国当局は治安部隊を派遣して治安の維持と暴動に関わった当事者の摘発に当たっているほか、周辺各省のチベット族自治州でも厳重な警戒態勢を敷いていると報じられています。


(4)アフガニスタンとの国境付近は、アフガニスタンの不安定な国内情勢の影響を受け、治安が不安定です。

2.地域情勢
(1)チベット自治区:「渡航の延期をお勧めします。」
(イ)チベット自治区では、3月10日以降僧侶などによるデモが相次ぎ、14日昼以 降、一部の者が現地公安当局の建物に対し投石したり、公安関係者を棍棒で殴打するな ど暴徒化しました。また、大昭寺付近の広場では、数百人のデモ隊が暴徒化して火を放 ち、火災が発生したり、商店街を襲撃して略奪行為が行われた模様です。
(ロ)14日午後には、暴徒化した一部の市民が商店・銀行に対する投石、車両への放火、店舗の破壊等の行為に出たため、これに対し軍や武装警察が催涙弾等を使って応酬し、多数の死傷者が出たとの情報があります。同日夜には、市街中心部のあちこちで火の手が上がり、車両が放火されたり、店舗が破壊され、道路を歩けない状況になりました。
(ハ)この暴動によって、中国国営の新華社通信は、チベット自治区当局の話として、19人が死亡した旨伝えています。一方で一部には少なくとも80人が死傷したとの報道もあります。また、20日、ラサ市人民検察院は、暴動に関わったとして24人を逮捕したと発表したほか、21日までに暴動に参加した183人が警察に出頭したことが報じられています。
(ニ)その後、ラサ市内の状況はおおむね沈静化している模様ですが、軽戦車や装甲兵員輸送車、トラックが市内中心部をパトロールしており、旧市街では軍と公安関係者が警戒に当たっているほか、暴動に関与したとされるチベット族住民の摘発を行っています。また、住民には外出禁止令が出されている模様です。
(ホ)チベット自治区ラサ市での騒動を受けて、同自治区への旅行の拠点となっている成都(四川省)から同自治区内への外国人旅行者の入境ができなくなっており、同自治区へ入るための許可証が差し止められている模様です。
つきましては、同自治区への渡航に関しては、目的のいかんを問わず延期することをお勧めします。

(2)青海省、甘粛省及び四川省(アバ チベット族・羌族自治州、甘孜チベット族自治州、涼山彝族自治州):「渡航の是非を検討してください。」
(イ)チベット自治区ラサ市では、3月14日に僧侶を含む市民と当局との間で衝突が発生し、死傷者が出る等情勢が悪化しましたが、このような情勢の悪化は、チベット自治区周辺の青海省、甘粛省及び四川省のチベット族自治州にも波及し、各地で以下のような事件が発生したとの報道があります。
・3月15日に甘粛省甘南チベット族自治州において「チベット独立」のスローガンを叫ぶ暴徒が政府庁舎を襲撃したほか、断続的にデモや暴動が発生し、政府機関の建物や店舗等が放火されるなどの被害が出た。(23日付けの新華社は、同自治州での暴動に関し、警察官など94人が負傷した旨報道。)
・3月16日に四川省アバ チベット族・羌族自治州のアバ県では、チベット寺院の僧侶らがデモ行進を行ったほか、チベット人による警察署や店舗の襲撃、車両への放火が行われ、治安部隊との衝突により、死傷者が出た。(23日付けの新華社では、沈静化したとの報道もあり。)
・3月23日、青海省黄南省チベット族自治州で、チベット族の住民約800人によるデモが発生したが、治安部隊により鎮圧された。
・3月24日、四川省甘孜チベット族自治州で武装警察部隊が襲撃され、武装警察官1人が死亡、数人が負傷した。
(ロ)3月20日、中国外交部のスポークスマンは、四川省及び甘粛省の安全性に関する質問に答える形で、「外国人観光客の安全を確保するため、外国人がこれらの場所に行かないことをお勧めしたい。」旨述べています。
(ハ)また、3月21日付の四川省政府外事弁公室の通知によれば、外国人旅行者の安全を確保するため、四川省のチベット区域(九寨溝・黄龍等観光地を含むアバ チベット族・羌族自治州および甘孜チベット族自治州)は、現在一時的に外国人旅行者を受け入れていないとのことです。
(ニ)青海省、甘粛省及び四川省のアバ チベット族・羌族自治州、甘孜チベット族自治州、涼山彝族自治州の特にチベット族が多く居住する地域においては、デモや暴動が発生しており、治安部隊との衝突などにより治安情勢が悪化していることから、これらの地域を「渡航の是非を検討してください。」に引き上げます。これらの地域に渡航・滞在を予定されている方は、渡航の是非を含め、自らの安全につき真剣に検討を行い、渡航する場合には、デモや騒動が起きている危険地域には決して立ち入らず、現地の最新情報を入手する等、十分な安全対策を講じてください。

(3)アフガニスタンとの国境付近:「渡航の是非を検討してください。」
アフガニスタン国内の不安定な治安情勢が同国と隣接する地域に影響を及ぼす可能性がありますので、同国との国境付近については、渡航の是非を含め、自らの安全につき真剣に検討されることをお勧めします。
(アフガニスタンについては、別途「危険情報」が発出されています。)

3.滞在に当たっての注意事項
デモや騒擾が発生している場合、(イ)興味本位でデモや署名・抗議活動の開催地、又はその可能性のありそうな場所には近づかない、(ロ)身辺に危険を感じた場合には、速やかに安全な場所に避難する、(ハ)万一、トラブルに巻き込まれた場合には、安全な場所まで避難してから支援を求める等を心掛けてください。
また、チベット自治区及びその周辺地域は大使館のある北京から遠距離であることに加え、今回のラサ市での暴動をめぐり、邦人保護を目的とした日本大使館員のラサ入りを中国政府が許可しなかった経緯もあり、事件・事故が発生した場合の迅速な対応が困難な状況にあることにも御留意ください。


(問い合わせ先)
○外務省領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐に関する問い合わせを除く)
住所:千代田区霞が関2-2-1
電話:03-3580-3311(内線)5139

○外務省領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐に関する問い合わせ)
住所:千代田区霞が関2-2-1
電話:03-3580-3311(内線)3678

○外務省海外安全相談センター(国別安全情報等)
住所:千代田区霞が関2-2-1
電話:03-3580-3311(内線)2902

○外務省海外安全ホームページ: http://www.mofa.go.jp/anzen/

○海外における誘拐対策Q&A:http://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pamph_04.html


○在中華人民共和国日本国大使館
・北京市建国門外日壇路7号(本館)
電 話:(86-10)6532-2361
FAX:(86-10)6532-4625
ホームページ:http://www.cn.emb-japan.go.jp/index_j.htm
・北京市東三環北路2号南銀大厦2階(領事部)
電 話:(86-10)6410-6970
FAX:(86-10)6910-6975
○在広州日本国総領事館
広州市環市東路368号花園大厦
電 話:(86-20)8334-3009
FAX:(86-20)8333-8972
ホームページ:http://www.guangzhou.cn.emb-japan.go.jp/
○在上海日本国総領事館
上海市万山路8号
電 話:(86-21)5257-4766
FAX:(86-21)6278-8988
ホームページ:http://www.shanghai.cn.emb-japan.go.jp/
○在瀋陽日本国総領事館
遼寧省瀋陽市和平区十四緯路50号
電 話:(86-24)23227490
FAX:(86-24)23222394
ホームページ:http://www.shengyang.cn.emb-japan.go.jp/
○在重慶日本国総領事館
重慶市渝中区鄒容路68号 大都会商厦37F
電 話:(86-23)6373-3585
FAX:(86-23)6373-3589
ホームページ:http://www.chongqing.cn.emb-japan.go.jp/index_j.htm

○在香港総領事館
香港中環康楽廣場8號交易廣場第一座46樓及47樓
電 話:(852)25221184
FAX:(852)28680156
ホームページ:http://www.hk.emb-japan.go.jp/index_j.html

○在大連出張駐在官事務所
遼寧省大連市西崗区中山路147号森茂大厦3階
電 話:(86-411)8370-4077、4081、4082
FAX:(86-411)8370-4066
ホームページ:http://www.dalian.cn.emb-japan.go.jp/


在中国日本国大使館
100600 中国北京市亮馬橋東街1号
Copyright(c):2012 Embassy of Japan in China