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手足口病の流行(参考情報)

 

2008年5月
在中国日本大使館

 

 

 本年3月より、安徽省から中国全土へと流行が拡大している手足口病については、新華社等の報道によれば、今年1月から5月9日までに中国全土で約25,000名が発症し、小児34名が死亡しています。


 また、北京市衛生局の発表によれば、北京市内では5月12日までに3606人が手足口病を発症して、1人が死亡しています(このほか河北省籍の患者1人が北京市の病院で死亡)。地区別の感染者数を見ると、朝陽区、豊台区、昌平区が上位3位を占めており、累計の入院患者は70人(北京市籍55人、市外籍15人)になり、そのうち36人はすでに退院しています。


 日本では、この病気で死亡する例は殆どなく、この病気に対して過度に心配する必要はないと言われていますが、以下の点について、参考情報として皆様にお知らせします。


(1)手足口病に罹るのは、主に乳幼児・小児で、その症状は発熱、手・足・口に発疹・水疱が見られます。原因については、今回の流行では、エンテロウィルス(EV71)が主流となっています。


(2)一般的には、発熱で始まる軽い病気で、ほとんどの人が1週間から10日程度で自然に治ります。合併症もほとんどありませんが、まれに髄膜炎等の中枢神経症状が発生し、入院が必要となります。北京市における死亡例の原因について、市衛生局では、医療機関への受診が遅れたことをあげています。突然の高熱、あるいは微熱でも持続するもの、嘔吐を繰り返すもの、意識状態に変化が見られるものには慎重に対処し、早期に医師の診察を受ける必要があります。


(3)潜伏期は3-4日で、感染経路は経口、飛沫、接触ですが、症状が消失した後も3-4週間は排便中にウィルスが排泄されるため、注意が必要とされます。


(4)予防策としては、ワクチンなどの積極的な予防方法はなく、乳幼児のおしめなど排泄物に対する注意、石けんによる手洗いの励行、食品や飲料水への注意といった一般的な衛生面での管理が重要です。

手足口病の詳しい情報については下記サイトで紹介されています。
「国立感染症研究所感染症情報センターホームページ(手足口病)」
http://idsc.nih.go.jp/disease/hfmd/index.html


在中国日本国大使館
100600 中国北京市亮馬橋東街1号
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