1.新疆ウイグル自治区の区都ウルムチ市においては、7月5日夜、暴動が発生し、車両の焼き討ち等が行われ、市民や武装警察官等に死傷者が発生しました。事態は翌朝までにほぼ沈静化しましたが、この暴動による死者は184人、負傷者は1,680人に達する旨報じられています。
現在、ウルムチ市内の情勢は沈静化している模様ですが、市内には未だ武装警官等が多数配置され、厳重な警戒態勢が敷かれています。また、11日には同市公安当局が、同当局の許可なしに実施する集会、行進、デモを厳しく取り締まる旨の通知を発布しました。今後の展開次第では事態が再び不安定化する可能性も排除できません。
2.今回の暴動の発生を受けて、新疆ウイグル自治区には7月7日付けで「渡航の延期をお勧めします。」の危険情報が発出されていますので、同自治区への渡航は延期されることをお勧めするとともに、現地に滞在中の短期旅行者の方はなるべく早期に現地を離れるようお勧めします。また、やむを得ない理由で現地に渡航される方又は滞在中の方は、上記情勢に留意しつつ、デモや集会等には近づかず、最新情報を入手する等し、安全確保に努めてください。
なお、現地で危険な状況に遭遇した場合は、在中国日本国大使館(連絡先は下記を参照してください。)にご連絡ください。
(問い合わせ先等)
○外務省領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐に関する問い合わせを除く)
住所:千代田区霞が関2-2-1
電話:03-3580-3311(内線)5139
○外務省領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐に関する問い合わせ)
住所:千代田区霞が関2-2-1
電話:03-3580-3311(内線)3678
○外務省海外安全相談センター(国別安全情報等)
住所:千代田区霞が関2-2-1
電話:03-3580-3311(内線)2902
○外務省海外安全ホームページ:
http://www.anzen.mofa.go.jp/
http://www.anzen.mofa.go.jp/i (携帯版)
○在中華人民共和国日本国大使館
・北京市建国門外日壇路7号(本館)
電 話:(国番号86-10)6532-2361
(中国国内からおかけの場合は (010)6532-2361(以下同様))
FAX:(同86-10)6532-4625
ホームページ:http://www.cn.emb-japan.go.jp/index_j.htm
・北京市東三環北路2号南銀大厦2階(領事部邦人保護班)
電 話:(同86-10)6410-6970
FAX:(同86-10)6910-6975
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