11月15日付新京報に、清涼飲料水スプライトを飲んで水銀中毒を起こした事件の記事がありましたので概要を紹介します。
記事概要 (11月15日付新京報)
『11月7日夜、3名の男性が西単大悦城7階の豆ロウ(手ヘンに労)坊にて、しゃぶしゃぶ鍋を食べた際、その中の一人の男性が、缶入りの「スプライト」を二口飲んだら、その場で大量の玉状になった水銀を吐き出した。検査の後、その男性は水銀中毒と確認され、また、残った「スプライト」の中から、比較的高い濃度の水銀成分が含まれていることが分かった。
男性は病院の検査の結果、水銀中毒であることが確認された。また店と被害者が双方で病院側に提出した残りの「スプライト」の中にも、大量の水銀成分が含まれていることが検査の結果判明した。検査サンプルの入ったミネラルウォーター用ペットボトルの底に十数個の金属の球体を見ることができた。
店長は、今回卸したスプライトは全て正規の販売ルートを通じて仕入れたもので、警察側はすでに残ったほかの同時期に仕入れたスプライトについても押収して検査をしている。
店側は、警察が料理には毒が含まれていないことを証明したと主張している。中毒者が飲用したスプライトが本物であったかどうかはまだ証明されていない。現在、警察はこの事件を調査・処理している。』
なお、当該記事においては、店でどのような状態で「スプライト」が客に供されたかについての記述はなく、また18日付チャイナ・ディリーで、コカコーラ社の発表として「飲料生産ラインの中で、水銀が混入することはあり得ず、自社での混入を否定」する記事がありました。
※在中国日本大使館からのアドバイス
こうしたリスクを軽減するため、店で容器包装入りの飲料(酒を含む)を注文した場合は、できる限り店の者に未開封で持って来させること。封印してあることを確認してから自ら開封すること。また透明なグラス等に注いで、内容物を確認してから飲用することをお勧めいたします。
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