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食品安全問題(乳幼児に性早熟が見られたとする報道について)

(10.08.11)

 8月8日付新京報ほかに、武漢市に住む3人の乳幼児に性早熟が見られ、共通して同一メーカーの粉ミルクを飲んでいたとする報道がありましたので、概要を紹介いたします。
 


◇ 記事のポイント
  1. 武漢市に住む3名の女児に性早熟が発現し、女児たちに共通しているのは、聖元製の粉ミルクであり、それが原因ではないかと疑われている。
  2. 専門家は、現在までに粉ミルクが乳幼児の性早熟の原因とする証拠はなく、また、性早熟の原因は複雑であり、現在のサンプル量で粉ミルクが原因と判断することは困難であるとしている。
  3. 地元、湖北省衛生庁、質検局、食品衛生監督局等の関係部門によるが検討が行われ、因果関係について結論は得られなかったが、上級当局にすぐに報告することとされた。また、衛生部は関連のメディア報道に注意するとともに、関心を持って対処しているとコメントしている。
  4. 北京市内の大型スーパーでは、8日夜、聖元ブランドの粉ミルクも通常通り販売されており、北京市消費者協会は8日夜、これまでに消費者から聖元粉ミルクに対する訴えは来ていないと発表した。

 

記事の概要(8月8日付新京報ほか)

  1. 武漢市に住む3名の女児に性早熟が発現した。女児たちは共通して聖元製の粉ミルクを飲んでおり、それが原因ではないかと疑念が持たれている。武漢市児童病院の専門家によれば、先週以来、既に4名の女児に性早熟例が認められ、湖北省の衛生庁等関係部門は既に調査を開始したという。
  2. 女児の母親によれば、今年6月、1歳の女児に胸が膨らむなどの性早熟が発現したことから、武漢市児童病院を受診したところ、ホルモンによる性早熟であると診断された。母親によると、女児は出生以来ずっと聖元製粉ミルクを飲んでいたという。
  3. 武漢市児童病院の主任によれば、7月末、湖北省衛生庁、質検局、食品衛生監督局等の関係部門が検討会議を開催し、性早熟が見られる乳幼児は比較的少なく、結論は得られなかったが、状況を上級当局にすぐに報告するよう求められた。
  4. 粉ミルク製造元である聖元は、乳幼児の性早熟は多くの成因があり、粉ミルクが原因とすることはできず、我々の製品に問題はないとし、検査部門が結果を速やかに公表するよう求めている。
  5. 衛生部は、現在、関連のメディア報道に注意するとともに、関心を持って対処しているとコメントしている。また、専門家は、現在のところ粉ミルクが乳幼児の性早熟の原因とする証拠はなく、また、性早熟の原因は複雑であり、いま有しているサンプル量で粉ミルクを原因と判断することは困難であるとしている。
  6. 乳業団体理事は、粉ミルクへのホルモン剤の使用は禁止されており、乳企業にとってホルモン剤を使用するメリットは全くないと語り、また、ホルモン剤は検査可能であるが、検査必須項目ではない、牛乳のホルモン汚染の可能性として農場段階での飼育環境が考えられることから、原料乳の監視監督を強化する必要があると語った。
  7. 8日夜、北京市内の大型スーパーでは、聖元ブランドの粉ミルクも通常通り販売されていた。北京市消費者協会は8日夜、これまでに消費者から聖元粉ミルクに対する訴えは来ていないと発表した。
 

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