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中国における野生型ポリオウイルスの発生について

 

 

2011年10月

在中国日本国大使館

 

1.中国において、野生型ポリオウイルスの感染が確認されました。


(1)中国衛生部は、2011年7月3日から27日までの間に4人の子供(4か月から2歳)がポリオウイルスに感染し、これらの症例から野生型ポリオウイルス1型(WPV1)を分離したとWHOへ報告しました。4人は新疆ウイグル自治区ホータン地区出身で、分離されたウイルスの遺伝子配列から現在パキスタンで循環しているウイルスと遺伝学的に関連したウイルスであることが示唆されております。


(2)現在、専門家が調査、対応策のために発生地に派遣され、また国、新疆ウイグル自治区と地区保健所が、接触者の便検体収集やワクチン接種率評価を含めた疫学調査を行っています。 


(3)また、北京市衛生局は、以下の情報を公表しています。
①最近の調査の結果、8月20日以降に北京へ来た新疆ウイグル自治区ホータン地区の3名の学生から、症状はありませんがポリオウイルスが検出されました。
②北京市は3名のポリオ不顕性感染の学生を経過観察とし、関係する住民に対し、ワクチン漏れ調査や補充接種等の対策を講じています。
③現在、北京では野生株ポリオウイルスの病例は発生していません。
④ 衛生部門は、ワクチン接種以外に、よく手を洗い、まめに衣服を着替え、生水を飲まない、食品衛生に気をつける等良好な衛生習慣がポリオを予防する重要な手段であるということを多くの市民に呼びかけています。


2.ポリオは、感染した人の糞便から口を通して感染するウイルスによる病気で、手足がまひして動けなくなることがある病気です。


 予防接種を受けていない子どもに起こることが多いのですが、免疫をもっていないと大人もかかる可能性があります。
 日本では予防接種の効果もあり、ポリオの流行は最近みられていませんが、世界では今でもアフリカ、インドなどポリオが流行している地域があります。

 

3.中国在住者及び中国への旅行者へ(WHOの推奨より)

  • 定期予防接種(*日本では経口生ワクチン2回)だけでは不十分です。少なくとも(旅行者の方の場合は出発前に)追加接種(生ワクチン)を1回受けましょう。また、過去に3回あるいはそれ以上のワクチン接種を受けた方でも、(旅行者の方の場合は出発前に)もう1回接種(生ワクチン)を受けることをWHOは推奨しています。
    ※日本では、特に昭和50年~52年生まれの方はポリオのワクチン効果が低かったことが分かっています。追加接種を受けておくことをお勧めします。
  • ポリオワクチンを受けていない方は、医師にご相談の上、可能な限り複数回接種を受けましょう。


4.食べ物に気をつけましょう

 

  • 飲食の際には、完全に火が通り、温かい状態で出されたものだけを食べて下さい。
  • 乳製品は殺菌処理されたもののみを口にするようにしましょう。
  • 果物や野菜は安全な水で洗い、自分で皮をむいたものだけを食べて下さい。
  • 飲み物は、ボトル入りの飲料や最低1分間沸騰させた水に限るようにしてください。水道水やわき水、氷は避けましょう。

 

5.手をしっかりと洗いましょう

 

  • こまめに石けんときれいな水を使って手洗いをするようにしましょう。
  • 石けんやきれいな水が使えない場合には、手洗い後、殺菌用のアルコールを含んだハンドジェルを使ってください。

 

6.リンク


 厚生労働省検疫所(海外渡航者のための感染症情報)ホームページ(http://www.forth.go.jp/topics/2011/09301357.html

 

 


在中国日本国大使館
100600 中国北京市亮馬橋東街1号
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