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2014年(7-9月)海外安全対策情報

 

2014年10月
在中国日本国大使館

 

 

【新疆ウイグル自治区の情勢】
 新疆ウイグル自治区では5月のウルムチ市内の爆発事件以降も各種の事件が発生(以下3.)しており、外務省は新疆ウイグル自治区につき5月23日「スポット情報」を発出し、渡航者に引き続き注意喚起を行っています。
スポット情報→ http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcspotinfo.asp?infocode=2014C193

 

【邦人の方への一般的な注意事項(犯罪関連)】
 空港やレストラン、駐車場等でのサイフやパスポートの盗難(スリや置き引き、車上狙いに遭う事例)が引き続き多発しています。また、北京首都空港では、航空会社とは無関係な者が係員を装い、手続きを手伝うとして強引にチェックインカウンターに案内し、金銭を強要するといった事案も発生しています。
 市街地で会った客引きについていき、いわゆる「ぼったくりバー」や「違法マッサージ」で被害に遭う事案や、三輪車や白タクで法外な料金を要求される事例も発生しています。
 裁判所、警察、郵便局を装った振り込め詐欺も発生していますので注意が必要です。

 
1.社会・治安情勢
 社会全体としては安定しているが、社会に不満を有する人物による事件、土地・開発・環境問題や官憲の横暴等に関係する地方政府等に対する抗議活動が発生している。新疆ウイグル自治区等では民族・宗教も絡むと考えられる暴力事案や凶悪犯罪も発生し、死傷者も出ている。
 一昨年秋に発生したような日本を標的とする抗議・破壊活動は発生していないものの、引き続き日本に対して厳しい見方が存在している。

2.一般犯罪・凶悪犯罪の状況
 中国国家統計局の発表によれば、2013年の刑事事件の立件数は全国で約659.8万件、前年比で約7%増加している。2013年は、殺人事件は約1万件(前年比約6%減)、傷害事件約16万件(前年比約1%減)、強盗事件約14.6万件(前年比約19%減)と減少しているが、誘拐事件約2万件(前年比約12%増)、一番多い窃盗事件は約450万件で約22万件(前年比約5%増)の増加、特に詐欺事件は67.6万件で約12万件(前年比約22%増)と大幅に増加している。
 2013年、交通事故による死亡者は約5.8万人であり、交通事故は引き続き多発。
 邦人被害はないものの、8月には武漢市でバス乗っ取り事件(乗客全員救助)、9月に湖北省の小学校で男が児童・教師6名を殺傷する事件等、様々な事件が発生している。


3.テロ・爆弾事件発生状況
 新疆ウイグル自治区では、当局の発表によれば、7月28日にカシュガル地区ヤルカンド県で無差別殺傷事件(37名死亡、13名負傷、暴徒59名死亡)、7月30日にカシュガル市のイスラム教寺院で宗教指導者が暴徒3名(2名死亡、1名身柄拘束)により殺害された事件、8月1日にホータン地区で公安に包囲された暴徒が爆発装置を投てきする事件(市民の死傷者なし、暴徒9名死亡)、9月21日にはバインゴリン・モンゴル自治州輪台県で、爆発事件(10名死亡、54名負傷、暴徒40名死亡)が発生しており、新疆ウイグル自治区に渡航・滞在される方は、同自治区の情勢に十分注意が必要である。

 

4.誘拐・脅迫事件発生情報
 邦人の被害はないものの、2.のとおり、誘拐事件は中国内において多数発生し、増加の傾向にある。邦人関連では、上海等を中心に「ぼったくりバー」、「違法マッサージ店」で数十万円を脅し取られる等の被害が多発している。

 

5.日本企業の安全に関わる情報
 一昨年の10月以降は、抗議活動に係る日本企業を標的とした破壊活動等は発生していないが、引き続き日本に対して厳しい見方が存在している。いわゆる歴史問題関連では、第二次世界大戦中の強制連行に関して日本企業等に対する訴訟が中国内で起こされている。
 労働者解雇や契約上のトラブル等を理由に、日本人を含む企業経営者側が労働者側により事務所内に閉じ込められたり、暴力を振るわれる事案も発生している。
 なお、未払い給与等の負債がある場合には、民事訴訟係属中又は民事訴訟敗訴後の未履行を理由として、中国当局により出国が制限される場合がある。

 

6.健康・生活
 健康管理面では大気汚染が引き続き中国の広範囲で発生している。感染症では、広東省でデング熱(登革熱)の流行があり、7月には甘粛省でペスト患者が発生している。また、インフルエンザA(H7N9)については、引き続き注意が必要である。


在中国日本国大使館
100600 中国北京市亮馬橋東街1号
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