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北京市内の麻疹(はしか)発生について

 

2015年1月28日
在中国日本国大使館

 

 

  27日夜、北京市疾病管理センターが発表したところによると、1月22日、東城区疾病管理センターから東城区朝陽門地区のある建物ではしかが発生したとの報告が入り、26日までに23症例が報告されています。


 はしか発生の報告を受け、北京市及び区の疾病管理センターでは、隔離や消毒、はしかワクチンの緊急摂取などの措置をとり、感染拡大を防ぐために当該建物では3,462人にワクチンを緊急接種したとのことです。


(参考)
北京市衛生計画生育委員会 http://www.bjhb.gov.cn/wsxw/201501/t20150128_105675.html

 

 麻疹は麻疹ウイルスによっておこる感染症で、人から人へ感染します。感染経路としては、空気(飛沫核)感染のほか、飛沫や接触感染など様々な経路があります。感染力はきわめて強く、麻疹の免疫がない集団に1人の発症者がいたとすると、12~14人の人が感染するとされています(インフルエンザでは1~2人)。


 感染後、10~12日の潜伏期ののち、発熱や咳などの症状で発症します。38℃前後の発熱が2~4日間続き、倦怠感があり、咳、鼻みず、くしゃみなどと結膜充血、目やになどの症状が現れて次第に強くなります。乳幼児では、下痢、腹痛を伴うことも多くみられます。発疹が現われる1~2日前ごろに、頬粘膜(口のなかの頬の裏側)にやや隆起した1mm程度の小さな白色の小さな斑点が出現します。

 

 その後、体温は1℃程度下がり、その後半日くらいのうちに、再び高熱(多くは39℃以上)が出るとともに、発疹が出現します。発疹は耳後部、頚部、前額部から出始め、翌日には顔面、体幹部、上腕におよび、2日後には四肢末端にまでおよびます。発疹が全身に広がるまで、高熱(39.5℃以上)が続きます。


 このように、麻疹の主症状は発熱が約1週間続き、合併症がなくても入院を要することが少なくなく、回復までには時間のかかる重症な病気といえます。


 麻疹ウイルスの直径は100~250nmであり、飛沫核の状態で空中を浮遊し、それを吸い込むことで感染しますので、マスクでの予防は難しく、唯一の予防方法は、ワクチン接種によって麻疹に対する免疫をあらかじめ獲得しておくことと言われています。

 既に、北京市、区が感染拡大防止のために必要な措置を講じていることから、この病気に対し過度に心配する必要はないと思われますが、特に、小さいお子様をお持ちの在留邦人の皆様におかれては以下のホームページなどをご参照の上、ご注意ください。

 

 麻疹(はしか)の詳しい情報については下記サイトで紹介されています。


「国立感染症研究所感染症情報センターホームページ(麻疹)」
http://www.nih.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/518-measles.html


「国立感染症研究所(麻疹Q&A)」
http://www.nih.go.jp/niid/ja/qanda.html

 


在中国日本国大使館
100600 中国北京市亮馬橋東街1号
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