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中国国内での輸入症例による黄熱病患者の発生について

 

 

2016年3月28日
在中国日本国大使館

 

 

1 3月13日から25日にかけて中国国家衛生計画生育委員会は、6例の輸入症例による黄熱病患者が発生したと発表しています。患者の症状などの概要は以下のとおりです。

 

(1)3月13日に発表された北京市1例(浙江省出身、32歳、男性)
 当該患者は、長年アンゴラで就労しており、9日に飛行機に搭乗しドバイを経由して、10日夜に北京に到着し、その後病院を受診している。12日に中国疾病予防コントロールセンターにおいて中国において初めての輸入症例による黄熱病と診断され、現在、肝腎機能の障害があり、症状が重く、治療を受けている。
(参考)
http://www.nhfpc.gov.cn/yjb/s7860/201603/67202ceff58b44e3ba63db1e2bbfc1ab.shtml

 

(2)3月18日に発表された上海市1例(江蘇省出身、46歳、男性)
 当該患者は、長年アンゴラで就労しており、6日に飛行機に搭乗しドバイを経由して、7日夜に上海に到着し、その後病院を受診している。17日に中国疾病予防コントロールセンターにおいて輸入症例による黄熱病と診断され、現在、肝機能の障害があるが、症状は安定している。
(参考)
http://www.nhfpc.gov.cn/yjb/s3578/201603/3b7f05fb779e4b1fa03d43e9089b3bfe.shtml

 

(3)3月19日に発表された北京市2例(症例1:福建省出身、44歳、男性/症例2:四川省出身、44歳、男性) 
症例1
 当該患者は、長年アンゴラで就労しており、15日に飛行機に搭乗しドバイを経由して、16日夜に北京に到着し、その後病院を受診している。受診後、北京市衛生計画生育委員会に輸入症例による黄熱病と診断され、現在、症状は重く、治療を受けている。
症例2
 当該患者は、長年アンゴラで就労しており、17日に飛行機に搭乗しドバイを経由して、17日夜に北京に到着。到着時に発熱症状があったことから救急搬送され、入院治療を受けている。その後、北京市衛生計画生育委員会に輸入症例による黄熱病と診断され、現在、症状は重く、治療を受けている。
(参考)
http://www.nhfpc.gov.cn/zhuzhan/dfdt/201603/d89220518f124b6a8d7cf264c464b6a6.shtml

 

(4)3月20日に発表された北京市1例(福建省出身、50歳、男性)
 当該患者は、長年アンゴラで就労しており、18日に飛行機に搭乗しドバイを経由して、18日夜に北京に到着し、19日に病院に搬送され入院し隔離治療を受けている。20日に北京市疾病予防コントロールセンターによる検査によって輸入症例による黄熱病と診断され、現在、症状は重く、治療を受けている。
(参考)
http://www.nhfpc.gov.cn/zhuzhan/dfdt/201603/877cc3fb624440818408042a7533bbf5.shtml

 

(5)3月25日に発表された福建省1例(福建省出身、42歳、女性)
 当該患者は、長年アンゴラで就労しており、12日に飛行機に搭乗しドバイを経由して、その後北京に到着。北京から13日に福建省福清市に戻り、14日に福州市の感染症病院を受診。18日に福建省疾病予防コントロールセンターの検査で陽性反応が出たため、中国疾病予防コントロールセンターに検体を送付し、24日に当該センターにより輸入症例による黄熱病と診断され、現在、症状は安定し、福州市の感染症病院内で隔離治療を受けている。
(参考)
http://www.nhfpc.gov.cn/zhuzhan/dfdt/201603/b48ab2f894494c9c8c0b06956f21b115.shtml

 

2 黄熱病について
 黄熱病は、蚊(主にネッタイシマカ)に刺されることで罹る全身性の感染症(人から直接感染はしません)で、発熱、寒気、頭痛、筋肉痛、吐き気などの症状が出ます。通常3~6日の潜伏期間の後、発熱、頭痛、筋肉痛、嘔吐をおこします。一部はそのまま回復しますが、重症化するといくつもの臓器からの出血や黄疸をおこします。致死率の高い病気で、特別な治療法はなく、症状を軽くするための対症療法が行われます。早期治療で体力を保つことが重要です。
 既に、患者が発生した北京市などでは、感染拡大防止のために隔離治療など必要な措置を講じていることから、過度に心配する必要はないと思われますが、黄熱についての詳しい情報は、下記サイトで紹介されていますので、ご参照ください。

「国立感染症研究所感染症情報センターホームページ(黄熱)」
http://idsc.nih.go.jp/idwr/kansen/k02_g1/k02_23/k02_23.html
「厚生労働省検疫所FORTH」
https://www.forth.go.jp/useful/yellowfever.html


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