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2016年(4-6月)海外安全対策情報

 

2016年7月
在中国日本国大使館


 

【邦人の方への一般的な注意事項】
 社会全体としては比較的安定していますが、窃盗、詐欺が引き続き多く発生しています。

 特に、貴重品やパスポートの盗難が引き続き多発しており、空港、駅、バスターミナル等、人混みの中では特に注意が必要です。また、裁判所、警察、銀行、携帯会社、ネットショップ等を装った振り込め詐欺が多発していますので注意が必要です。

 

1.社会・治安情勢
 社会全体としては比較的安定していますが、社会に不満を有する人物による事件が発生しています。
 日中関係や歴史問題に関連し、本四半期には2012年秋に発生したような日本を標的とする大規模な抗議・破壊活動は発生していませんが、7月には南シナ海を巡る中比仲裁裁判を巡る中国当局による警備強化の動きがあったほか、8月から9月にかけては歴史に関連していくつかの「記念日」がありますので、今後とも引き続き南シナ海を巡る問題や日中関係に関連する中国国民の対日感情の動向には留意する必要があります。
 
2.一般犯罪・凶悪犯罪等の状況
(1)北京市公安局によれば、この期間に発生した主な犯罪として、詐欺、窃盗、住居侵入が挙げられており、他の地域においても同様の傾向と考えられます。
(2)詐欺については、本四半期においても、携帯電話やネットを通じた「振り込め詐欺」の被害が多く、邦人の被害も報告されています。ネットショップや銀行等のサービスを詐称、フィッシングサイトに誘導、裁判所や警察をかたって個人情報の提供を強要する等、手口も多様化しています。
(3)日本人が空港やレストラン、駅、駐車場等で貴重品やパスポートの盗難に遭う窃盗事件は引き続き発生しており、空港、駅、バスターミナル等、人混みの中では特に注意が必要です。また、タクシー内に荷物や貴重品を置いたままで下車した隙に逃げ去られてしまう、置き引き被害も発生しています。
 その他、ATMにおける偽札の出金、タクシーの料金支払い時に100元札を偽札にすり替えられる事案等での邦人の被害も報告されています。
(4)今春、中国各地で豪雨等による気象災害が発生し、土砂崩れ、洪水、台風、竜巻、落雷等で多くの犠牲者が出ています。また、本四半期においても、湖南省や天津市での長距離バスの交通事故で多数の死亡者が出ています。いずれも邦人の被害は報告されていませんが、引き続き自然災害、事故にも注意が必要です。
 
3.テロ・爆弾事件発生状況
(1)新疆ウイグル自治区では、ここ数年、暴動や無差別殺傷事件など多数の一般市民が犠牲となる事件が発生しており、新疆ウイグル自治区への渡航・滞在には、引き続き情勢に十分な注意が必要です。(現在、新疆ウイグル自治区及びチベット自治区について、危険情報「レベル1:十分注意してください。」が発出されています。)
(2)その他の地域においても、2014年3月に雲南省昆明市の駅構内で無差別殺傷事件が発生、2015 年9月30日には広西チワン族自治区柳城県において連続爆発事件が発生し10名が死亡する等の事件が発生しています。
 本四半期には、上海浦東国際空港のターミナルにおける手製爆発物による爆発事件(6月12日、外国人2人を含む4人が負傷)、北京市における公共バス内での放火事件(6月10日)、北京市における刃物殺傷事件(6月27日、1名死亡、2名負傷)が発生しています。テロではなく社会不満を有する者による犯行とされているものの、同種の事件の発生には一定の注意が必要です。
(3)国際的には、7月1日、バングラデシュでの銃撃・人質事件で日本人7名が犠牲になったのをはじめ、凶悪なテロ事件が発生しています。万一の際の緊急連絡のため、家族や友人,職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくほか、3ヶ月以上中国に滞在する方は在留届の提出を、3ヶ月以内の渡航をされる方は「たびレジ」の登録をお願いします。

 

4.誘拐・脅迫事件発生情報
 誘拐の主な対象は中国人の富裕層、幼児を含む若年層等であり、外国人を狙った誘拐事件は多くありませんが、かつては、日本人を被害者とする誘拐事件も発生しています。また、「ぼったくりバー」、「違法マッサージ店」などで数十万円を脅し取られる等の被害が多発しています。

 

5.日本企業の安全に関わる情報
 最近では、2012年に発生したような抗議活動に係る日本企業を標的とした破壊活動等は発生していませんが、労働者解雇や契約上のトラブル等を理由に、日本人を含む企業経営者側が労働者側により事務所内に閉じ込められたり、暴力を振るわれる事案も発生しています。

 

6.健康・生活
(1)大気汚染については、引き続き、PM2.5による深刻な大気汚染が発生する日があります。
(2)感染症関連では、インフルエンザA(H7N9)の感染例が引き続き報告されています。また、ジカ熱、黄熱病といった蚊媒介感染症の輸入症例が中国において確認されています。狂犬病、手足口病等の各種感染症も含め、感染予防のための注意が必要です。


在中国日本国大使館
100600 中国北京市亮馬橋東街1号
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