昨年12月28日及び1月7日に湖南省において鳥インフルエンザA(H7N9)の感染例が確認されました。
中国、香港及びマカオに渡航・滞在する際は、こまめに手を洗う、生きた鳥を扱う市場や家きん飼育場への立入を避けるなど、予防に心がけて下さい。
1.湖南省疾病予防コントロールセンターは、昨年12月28日及び1月7日にそれぞれ1例の鳥インフルエンザA(H7N9)の感染例を確認した、と発表しました。
1例目は邵陽市隆回県の53歳女性、2例目は株州市荷塘区の35歳男性で、いずれも発症前に家きんとの濃厚接触歴がありました。また患者の濃厚接触者からは現在のところ発熱、せき等の症状は出ていないとのことです。
2.鳥インフルエンザA(H7N9)については、過去に一部で限定的で継続性のないヒト-ヒト感染例が見つかっていますが、専門家によれば、現時点では、ウイルスの変異状況から、持続的なヒト-ヒト感染は見られないとしています。しかしながら最近では昨年11月以降中国各地(香港及びマカオを含む)でも報告がされておりますので、引き続き注意が必要です。
3.中国、特に上記の感染症例が確認されている地域に滞在中の方、及び渡航・滞在を予定されている方は、在中国大使館及び各総領事館等のホームページを含め、最新情報を随時確認の上、以下の注意事項を参考に行動することをお勧めします。
●生きた鳥を扱う市場や家きん飼育場への立入を避ける。
●死んだ鳥や放し飼いの家きんとの接触を避ける。
●鳥の排泄物に汚染された物との接触を避ける。
●手洗い、うがいにつとめ、衛生管理を心がける。
●外出する場合には、人混みは出来るだけ避け、人混みではマスクをする等の対策を心がける。
●突然の発熱や咳など、呼吸器感染症の症状が現れた場合には、速やかに最寄りの医療機関を受診する。
(関係情報)
○「海外渡航者のための鳥インフルエンザに関するQ&A」
http://www.anzen.mofa.go.jp/kaian_search/sars_qa.html
○新型インフルエンザ等対策(内閣官房)
http://www.cas.go.jp/jp/influenza/about_h7n9.html
○鳥インフルエンザA(H7N9)について(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/infulenza/h7n9.html
○中国国家衛生・計画生育委員会
http://www.nhfpc.gov.cn/zhuzhan/index.shtml
○Avian influenza A(H7N9) virus(WHO)
http://www.who.int/influenza/human_animal_interface/influenza_h7n9/en/
(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター(海外安全担当)
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902
(外務省関連課室連絡先)
○外務省領事局政策課(海外医療情報)
電話:(代表)03-3580-3311(内線)2850
○外務省 海外安全ホームページ: http://www.anzen.mofa.go.jp/
(携帯版) http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp
○在中華人民共和国日本国大使館
住所:No.1 Liangmaqiao Donjje,Chaoyang District, Beijing 100600,
People's Republic of China
(北京市朝陽区亮馬橋東街1号)
電話:010-8531-9800
国外からは(国番号86-10)8531-9800
FAX:010-6532-9284
国外からは(国番号86-10)6532-9284
ホームページ: http://www.cn.emb-japan.go.jp/index_j.htm |