2010年5月11日、当館と中央美術学院の共催で、著名な彫刻家である重岡建治先生を講師にお招きし、「日本の彫刻と日中交流-彫刻50年の歩み」をテーマに講演会を開催しました。当日は、学生が自由に参加する課外講座であったにも関わらず、約90名の出席者があり、会場はほぼ満席になりました。
重岡氏は、中国ハルピン生まれで、外国人として初めて北京オリンピックセンターに作品を寄贈する等、中国との関係が深く、講演では自身が幼少の頃中国で暮らした経験や中国への思いについても紹介しました。
質疑応答では、学生から芸術家としての心構えや作品との向き合い方について問われ、それに対する重岡氏の回答に対して、開場から大きな拍手が起こる等、同じ芸術を志す先輩に対する学生たちの敬意が終始感じられる講演会でした。
当館では、より多くの皆さんに日本について知って頂くため、大使館の外でも積極的に事業を実施して行きますので、ご期待下さい! |