「春の交流会」の開催(2019年5月16日)

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5月16日、在中国日本国大使公邸において、「春の交流会」が開催されました。
 
「春の交流会」会場では、マグロ解体ショー、日本酒セミナー、餅つき、サングリア・泡盛作成体験等のプログラムのほか、茶道裏千家の協力により野点を行いました。70余りの日本企業及び日本の地方自治体が様々な日本の味覚や商品を提供し、また、日本旅行・観光の魅力等について紹介しました。
 
「春の交流会」の冒頭、当館の横井裕特命全権大使が挨拶を行いました。挨拶全文は以下のとおりです。

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御列席の皆様、
 
本日は「大使公邸春の交流会」にお越しいただき、誠にありがとうございます。
 
日本では、先月30日、先の天皇陛下が御退位になり、翌5月1日、皇太子徳仁親王殿下が即位されました。30年間に及んだ平成の時代が、その名のとおり平和で穏やかに幕を閉じ、新しい「令和」の時代が始まりました。本日の会の始まりにあたり、改めて令和の御代の平安と、皇室の弥栄を皆様と共にお祈りしたいと思います。また、日本大使館として、今月から始まった令和の時代に、平和で希望に満ちあふれた輝かしい日中関係の未来を作り上げていくため、一層の努力を尽くす決意を新たにする次第です。
 
日中関係は、ここにおられる皆様を始めとする日中両国その他の全ての関係者の努力により、今や完全に正常な軌道に戻りました。昨年の首脳相互訪問を経て、日中関係が、両国各界の努力と固い信念により、着実に新たな発展を遂げていることを実感しております。
 
私自身も、ちょうど今回の北京着任以来、丸三周年を迎えました。この三年間、日中関係が厳しい局面の中にあっても、関係の改善と発展を願い、歯を食いしばってこられた皆様の御尽力によって、「改善の坂」を駆け上がることができました。そのことに心より御礼申し上げます。
 
先月には、河野外務大臣を始めとする6閣僚が参加して「日中ハイレベル経済対話」が開催されたほか、二階自民党幹事長が訪中し、第2回「一帯一路」国際協力ハイレベルフォーラム及び国際園芸博覧会開幕式に出席された他、習近平国家主席を始めとする中国のトップ指導者との会見が行われました。こうした千客万来のにぎわいに対し、当館としても喜びと感謝の思いでいっぱいです。
 
来月には日本でG20サミットが開催されます。その際には習近平主席が国家主席就任後初めて訪日されますが、心から歓迎したいと思います。
 
多くの日本人が親しむ三国志に由来する言葉に、「全ての準備は整った、残るは東南の風のみ」という一節があります。準備万端整ったあとは、それを成功に導く「追い風」を待つのみということを意味します。これまで日中それぞれにおいて、関係の改善と発展を望む各界あらゆる方面の方々が、丹精込めて様々な協力や交流プロジェクトを検討され、実行に移すその時を待ちわびていました。いままさに、日中関係に「追い風」が吹き始めてきました。ついに、あらゆる分野とレベルにおいて、具体的な協力と交流を進める時が到来しました。
 
日中関係は、しばしば「一衣帯水、一葦可航」、即ち日中は一枚の葦の葉で作った小舟で渡れるほど近いという言葉で形容されますが、近年、両国間の人的往来は空前の勢いで盛んになっています。昨年の中国からの訪日旅行客は過去最高の838万人となり、ここ数年、毎年100万人単位で増加しています。
 
日中両国政府は、この拡大する人的往来の勢いを得て、日中関係の未来を担う青少年の交流を後押しすべく、本年を「日中青少年交流推進年」と位置づけました。習近平主席は二階幹事長に対して「青少年に友好の種をまき、両国民の心の交流を深めていきたい」と述べられましたが、その願いが実を結ぶよう、日本政府としても尽力して参ります。
北京は早くも初夏の気配を感じるころとなりました。皆様方には、公邸の日本庭園の新緑をめでながら、親交を更に深めていただければ幸いです。本日は日本産米の紹介も兼ねた様々な料理を御用意しており、裏千家の御協力による呈茶も行われます。どうぞくつろいだ一時をお過ごし下さい。また、本日公邸において、天皇陛下の御即位を祝賀するための記帳の場を設けておりますので、皆様どうぞ御記帳頂ければ幸いです。
 
最後に皆様の御来訪に改めて厚く御礼を申し上げるとともに、皆様のますますの御健勝と御活躍、そして日中関係の更なる発展を心より祈念し、私の挨拶とさせていただきます。