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「新疆ウイグル自治区チャプチャルシボ自治県堆齊牛録郷中心小学校校舎建設計画」の贈与契約署名式を開催

 

(10.01.27)

 

 
  1月27日、新疆ウイグル自治区ウルムチ市において、平成21年度草の根・人間の安全保障無償資金協力案件「新疆ウイグル自治区チャプチャルシボ自治県堆齊牛録郷中心小学校校舎建設計画」の贈与契約署名式が執り行われました。当館より和田公使及び永山書記官が、中国側より陸健・新疆ウイグル自治区民族事務委員会副主任他が出席しました。

 

 

【署名案件】


(1)案 件 名:新疆ウイグル自治区チャプチャルシボ自治県堆齊牛録郷中心小学校校舎建設計画


(2)被供与団体:新疆ウイグル自治区チャプチャルシボ自治県人民政府


(3)案件概要


 新疆ウイグル自治区西部のチャプチャルシボ自治県堆齊牛録郷中心小学校において、安全かつ快適な学習環境を確保するため、D級危険建築物(注:A~D級までの4段階、D級が最も深刻)に指定されている1990年築の校舎2棟を取り壊し、新たに校舎1棟(鉄筋コンクリート構造、2階建て、建築面積691.82㎡)を建設する。


(4)案件の社会的背景・ニーズ


 新疆ウイグル自治区西部に位置するチャプチャルシボ自治県は面積4,430k㎡、人口16万人。主要な産業は農牧業であるが、県民の平均年収は4,061元と低く、国家級貧困県に指定されている。また、本件のサイトである堆齊牛録郷の貧困状況は更に厳しく、住民の平均年収は3,016元である。


 チャプチャルシボ自治県堆齊牛録郷中心小学校は、1913年に設立された同県でもっとも歴史の長い公立校の1つであり、現在7学年18クラス(学前クラス+小学6学年)、児童660名、教師49名を有している双語学校(標準語とシボ語で教育を実施)である。児童の3分の2以上がシボ族とカザフ族で占められている。


 同校の校舎のうち1984年築の第1校舎(レンガ木造構造、平屋、建築面積243㎡)、1989年築の第2校舎(レンガ木造構造、平屋、建築面積243㎡)、1990年築の第3・4校舎(レンガ木造構造、平屋、建築面積239㎡)の計4棟がD級危険建築物に指定され、1年生から6年生までの生徒が危険な環境の中、授業を受けざるをえない状況になっている。


 また、現在同校には宿舎がなく、比較的遠方に居住している生徒172名のうち、一部は毎日の通学に片道1時間程度を要している状況にある。


 こうした現状を改善するためには新校舎及び宿舎の建設が不可欠であるが、同県の財政は支出超過(歳入:0.58億元 歳出:5.9億元:2008年)の苦しい状態にあり、当該建設費用全額を捻出することは困難であるため、日本政府へ校舎の建設に対する支援を要請越したものである。


(5)裨益効果


 本件の実施により、児童660名、教師49名が快適な学習環境の下で授業を行うことができるようになる。


(6)供与限度額96,953米ドル(2009年11月24日現在:9,986,159円、約66万元相当)


(7)特記事項:


 本件の竣工後、コクヨインターナショナル株式会社より同小学校に対し1,400冊(児童1名当たり約2冊)のノートが寄贈される予定である。


在中国日本国大使館
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