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「新疆ウイグル自治区疎附県タシュミリク郷中心小学校建設計画」の竣工式を開催

 

(10.06.25)

 

 

 6月25日、新疆ウイグル自治区疎附県のプロジェクトサイトにおいて、平成20年度草の根・人間の安全保障無償資金協力案件「新疆ウイグル自治区疎附県タシュミリク郷中心小学校建設計画」の竣工式が執り行われました。当館より飯田大介書記官及び小松庸人書記官が、中国側より古麗娜・肉孜 新疆ウイグル自治区疎附県常務委員、李強新疆ウイグル自治区疎附県人民政府副県長ほかが出席しました。

 

(1)案 件 名:新疆ウイグル自治区疎附県タシュミリク郷中心小学校建設計画


(2)被供与団体:新疆ウイグル自治区疎附県人民政府


(3)案件概要


 校舎が手狭で、一部がC級危険建築物(注:A~D級までの4段階、D級が最も深刻)に指定されている新疆ウイグル自治区西部の疎附県タシュミリク郷中心小学校において、現有校舎2棟及び事務棟1棟を取り壊し、新たに総合校舎1棟(鉄筋コンクリート構造、3階建て、建築面積計2,842.8㎡)を建設する。


(4)案件の社会的背景・ニーズ


 新疆ウイグル自治区西部に位置する疎附県は人口約30万人、面積約3,700k㎡を有する。県人口の約9割(27万人)が農業に従事しており、主に小麦、水稲、トウモロコシ、綿花等を栽培しているが、年間平均降水量がわずか50~150ミリと気候条件が厳しいことから、確固たる経済的基盤とはなっていない。ゆえに県民の平均年収は2,008元にとどまっており、同県は国家級貧困県に指定されている。


 プロジェクトサイトであるタシュミリク郷中心小学校は、児童数370名、教職員数25名を有する6年制小学校である。現有校舎2棟及び事務棟1棟(レンガ構造、平屋、計660㎡)は1980年に建設されたもので老朽化が激しく、既にC級危険建築物に指定されている。また、現有校舎が手狭で、特別教室を十分に配置できないこともあり、同校児童に対し安全かつ整備された学習環境を提供できない現状にある。


 上記の問題を解決するため、県政府は、現在の同校所在地から600mほど離れた場所に新校舎等を建設し、タシュミリク郷中心小学校をその新所在地へ移転させ、併せて近隣の村の小学生を同校へ受け入れることを計画した。しかしながら、同県政府が本計画を自己資金で実施するのが困難であるため、日本政府へ支援を要請越したものである。


(5)裨益効果


 本件の実施により、生徒536名、教職員37名が快適な学習環境の下で授業を行える。


(6)供与限度額87,953米ドル(2008年10月4日現在:9,938,689円、約60万元相当)


(7)特記事項:


 本件の竣工時、コクヨインターナショナル株式会社より同小学校に対し800冊(児童1名あたり約1.5冊)のノートが寄贈される。

 


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