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内蒙古自治区包頭市固陽県西闘鋪鎮紅泥井衛生院建設計画の竣工式典を開催

 

(10.11.25)

 

 11月25日、草の根・人間の安全保障無償資金協力案件「内蒙古自治区包頭市固陽県西闘鋪鎮紅泥井衛生院建設計画」の竣工式が現地で行われました。竣工式には、当館より三重野書記官、中国側より範明師・内蒙古自治区固陽県政府副県長ほかが出席しました。

 

 

(1)案件名:内蒙古自治区包頭市固陽県西闘鋪鎮紅泥井衛生院建設計画


(2)被供与団体:内蒙古自治区包頭市固陽県人民政府


(3)案件概要:内蒙古自治区包頭市固陽県西闘鋪鎮紅泥井村において、衛生院を建設する。


(4)案件の社会的背景・ニーズ


 内蒙古自治区中西部に位置する包頭市固陽県は人口約21万4,000人(うち農業従事人口76.6%)、面積5,021k㎡を有する。平均海抜1,300m、平均気温2-5℃。全県の80%が山岳地帯または半山岳地帯に属しており、旱魃の被害に度々見舞われている。交通や自然条件等の制約を受け、経済的に立ち後れており、全県人口の約30%が貧困層に属している。平均年収は都市部で12,006元、農村部で4,739元であり(2008年の統計)、1994年より国家級貧困県の指定を受けている。


 同県西闘鋪鎮紅泥井衛生院(医師数5人、看護士数3人、職員数5人、ベッド数12床)は同鎮北端にある鎮中心衛生院である。同院には急診科、総合医療科、予防保健科、産婦人科、中国医学科が設けられており、年間のべ1万4,000人の患者を診察している。同院では、週に1度市級医院から医師を招き、農牧民らに低額で良質な医療サービスを提供しているほか、貧困層への医薬品や検査費の減免措置をとっており、同院は同地域の住民らには欠かせない医療機関であると言える。


 1972年に建設された木造レンガ構造(平屋2棟)の同衛生院は、老朽化に加え1996年の地震の影響を受け、現在全体の96%が倒壊の恐れのある危険建築物に指定されている。同院では2000年に壁にペンキを塗るなどの補修工事を行ったが、これは表面的な解決にしかなっておらず、住民らは危険な環境下での治療を余儀なくされている。このため地元政府は老朽化した衛生院2棟のうちの1棟を取り壊し、新たに平屋建て衛生院1棟を建設することとなった。また同プロジェクトの実施と同時に、地方政府が費用を負担し別の1棟に対しての修繕工事を行うとともに、不足している医療機材を整備することで医療条件を全面的に改善する計画を立てている。


(5)裨益効果


 本件の実施により、同鎮住民2万4千人及び周辺地区住民1万2千人の医療条件が改善されることが期待される。


(6)供与限度額:93,704米ドル



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