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「寧夏回族自治区霊武市狼皮子梁小中学校宿舎建設計画」の竣工式典を開催

(10.12.06)

 

 

 12月6日、草の根・人間の安全保障無償資金協力案件「寧夏回族自治区霊武市狼皮子梁小中学校宿舎建設計画」の竣工式が現地で行われました。竣工式には、当館より三重野真人書記官、中国側より王泉利・国家民族委員会国際司司長、李春光・国家民族委員会国際司処長、丁衛東・寧夏回族自治区民族委員会党副書記副主任、周国海・寧夏回族自治区民族委員会教育文化処処長、陳暁玲・寧夏回族自治区霊武市人民政府副市長、馬麗岩・寧夏回族自治区霊武市人民政府副市長ほかが出席しました。

 

 

(1)案件名:寧夏回族自治区霊武市狼皮子梁小中学校宿舎建設計画


(2)被供与団体:寧夏回族自治区霊武市人民政府


(3)案件概要:寧夏回族自治区霊武市狼皮子梁林場狼皮子梁村において、小中学校(9年一貫制)の宿舎を建設するための資金を供与する。


(4)案件の社会的背景・ニーズ


 寧夏回族自治区中部、銀川平原とオルドス台地の結合部に位置する霊武市(県級)は、面積4,539k㎡、人口23万1,607人を有する。黄河の灌漑用水利用が可能な同市では、葡萄、棗等の果物やトウモロコシ、水稲等の穀物の生産が盛んである。しかしながら、乾燥が激しく、黄砂被害が頻発するなど自然条件が厳しい地区であるため、住民の大部分は非常に厳しい自然条件の中で生産活動を営むことを余儀なくされており、平均年収は2,100元と低く止まっている。


 同市狼皮子梁学校(生徒数771人、教師数48人)は、小中一貫の9年制学校である。同校では現在254人の生徒が寄宿をしているが、生徒宿舎はD級危険建築物に指定され2008年4月に取り壊しを行ったため、生徒らは元来教師宿舎及び実験室として使用していた建物に男女分かれて暫定的に寄宿している。面積が絶対的に不足しているため、1つのベッドを二人で使用するなど狭隘な宿舎内での生活を余儀なくされており、このように劣悪な居住環境では感染病が蔓延しやすいなどの懸念もあるため、地元政府は同校敷地内に新たに宿舎6棟(36間)を建設し、一部屋の生徒を8人とし、生徒らの生活環境を改善させる計画を立てている。また、現在暫定的に寄宿している教師宿舎もC級危険建築物に指定されているため、新宿舎の建設に合わせ地元政府の負担により補修を行う予定である。


 しかしながら、地元政府に対して自治区政府等より財政上の資金移転が行われているものの、宿舎施設の建設資金を独力で調達することは困難な状態である。このような現状を改善するため、宿舎の改築は急務である。


(5)裨益効果
 本件の実施により、同校校区において寄宿を必要とする生徒290名(実施後の予定寄宿生徒数)が安全且つ十分な生活スペースの下で起居することが可能となる。


(6)供与限度額:87,468米ドル


(7)特記事項:
 本件の竣工後、コクヨインターナショナル株式会社より同校に対しノートが寄贈される予定である。



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