寧夏回族自治区青銅峡市青銅峡鎮中心衛生院医療機材整備計画の機材引渡し式典を開催
(10.12.07)
12月7日、草の根・人間の安全保障無償資金協力案件「寧夏回族自治区青銅峡市青銅峡鎮中心衛生院医療機材整備計画」の機材引渡し式が現地で行われました。機材引渡し式には、当館より三重野書記官、中国側より張秀・寧夏回族自治区商務庁副庁長、李春虹・寧夏回族自治区衛生庁副庁長、劉婕・寧夏回族自治区商務庁外経処処長、陶建平・寧夏衛生庁外援弁公室副主任、程陽春・寧夏回族自治区商務庁外経処副処長、康俊傑・寧夏回族自治区青銅峡市副市長ほかが出席しました。
(1)案件名:寧夏回族自治区青銅峡市青銅峡鎮中心衛生院医療機材整備計画
(2)被供与団体:寧夏回族自治区衛生庁
(3)案件概要:寧夏回族自治区青銅峡市青銅峡鎮において、衛生院の医療機材を整備する。
(4)案件の社会的背景・ニーズ:
寧夏回族自治区西南部に位置する青銅峡市は人口約28万5千人(うち少数民族割合31.5%)、面積2,424k㎡を有する。人々は農業や出稼ぎにより収入を得ており、平均年収は都市部で9,000元、農村部で3,500元。農村の耕地の多くがアルカリ土壌であり、農民らの収入を上げるのは容易ではない。同市青銅峡鎮中心衛生院(医師数12人、看護士数4人、職員6人、ベッド数25床)は、同鎮及び周辺地域の住民6万人余りに対して医療サービスを行う鎮中心衛生院である。年間診察患者数は3万2千人、年間手術執刀数は189例。同院は、2003年に広武郷、立新鎮、大バ鎮を合併した際、その中心地に建てた新衛生院である。同院では医療レベルの向上のため、業務技術研修に力を入れ、定期的に上級医院へ技術スタッフを派遣し研修を行っている。同院では衛生院建設後、区衛生庁からの資金10万元を用い必要な医療機材を整備し、また市衛生局を通しその他の医院から中古の医療機材を譲り受けた。しかし、中古医療機材の老朽化や、必要医療機材の不足等の理由から、患者に対し正確な判断や治療を行うことが満足に出来ていない。
(5)裨益効果:
本件の実施により、青銅峡鎮及び周辺地域の住民約6万人の医療条件が改善され、身体的・経済的負担が軽減される。
(6)供与限度額:90,609米ドル
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