中国湖北省武漢における新型コロナウイルスによる肺炎の発生(武漢市衛生健康委員会からの発表(2020年1月16日))

2020/1/17
【ポイント】
●1月16日,武漢市衛生健康委員会は新型コロナウイルスによる肺炎について,1月15日0~24時の間に新たな症例はなく,治癒し退院した症例が5例,新たな死亡症例が1例と発表しました。これまでの累計で,新型コロナウイルス肺炎症例は41例。うち治療中で重症は5例で,治癒し退院した症例は12例,死亡が2例となっています。
●厚生労働省は1月16日付で新型コロナウイルスに関連した肺炎の患者の発生が国内で初めて確認されたことを発表しました。武漢市からの帰国者・入国者に対し,咳や発熱等の症状がある場合は,速やかに医療機関を受診するよう呼びかけています。
●最新情報を収集する等,感染予防に努めてください。
 
1 武漢市衛生健康委員会から発表された内容

1月16日,武漢市衛生健康委員会より新型コロナウイルスによる肺炎について以下のとおり発表しています。
○武漢市衛生健康委員会の新型コロナウイルスによる肺炎に関する通報
・2020年1月15日0~24時までで,武漢市で新たに増えた新型コロナウイルス肺炎症例はなく,治癒し退院した症例が5例,新たな死亡症例が1例となっている。
・死亡者は熊某氏,男性,69歳,2019年12月31日に発病し,2020年1月4日に重症になり,武漢市金銀潭病院に移り手当を受けた。入院時,深刻な心筋炎(心筋酵素は通常値の20倍,心電図異常),腎臓機能異常,多臓器機能障害を患っており,胸部CTの画像では肺の繊維病巣,胸水及び胸膜の肥大が見られ,肺結核,胸膜結核疾患も見られたことから,治療の結果もむなしく,1月15日00:45に死亡した。
・これまでの累計で,武漢市で報告されている新型コロナウイルス肺炎症例は41例,治癒し退院した症例が12例,治療中で重症が5例,死亡が2例,ほかの患者の病状は安定し,患者はすべて武漢市が指定した医療施設で隔離治療を受けている。追跡した濃厚接触者は累計で763名,うち,医学観察を解除したものは644名,医学観察を受けているものは119名,濃厚接触者の中に,関連症例は発見されていない。
 
 参考:武漢市衛生健康医院会による発表(中文)
http://wjw.wh.gov.cn/front/web/showDetail/2020011609057 

 
2 厚生労働省から発表された内容

・厚生労働省は1月16日付で新型コロナウイルスに関連した肺炎の患者の発生が国内で初めて確認されたことを発表しました。
・患者は中国湖北省武漢市に滞在歴がある神奈川県居住の30代の男性で,1月10日に入院,同15日に症状が軽快し退院しています。
・国民の皆様へのメッセージとして,風邪やインフルエンザが多い時期であることを踏まえ,咳エチケットや手洗い等,通常の感染対策を行うことが重要としています。
また,武漢市からの帰国者及び入国者に対して,咳や発熱等の症状がある場合には,速やかに医療機関を受診し,武漢市の滞在歴を自己申告するよう呼びかけています。
 
 参考:厚生労働省ホームページ
・新型コロナウイルスに関連した肺炎の患者の発生について
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_08906.html
・感染症情報(過去の関連発表を掲載)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/index.html
 
(問い合わせ先)
○在中国日本国大使館領事部
 電話:(国番号86)-(0)10-6532-5964