新型コロナウイルス感染症(北京市教育委員会発表:教員と学生の厳格な健康管理の方法等)

令和2年2月5日
 

●中国に留学中の方々におかれましては,北京市教育委員会及び文部科学省から以下の通知等が出ておりますので,十分にご留意いただきますようお願いいたします。

 

●北京市教育委員会は,「北京市大学疫病コントロールガイドライン(第一版)」を公布し,教員と学生の厳格な健康管理の方法等について示しました。

 

●文部科学省は,中国に留学中の日本人学生に対し,今後中国国内での交通の制約が更に拡大する可能性に備え、情報収集等に万全を期すとともに、日本への一時帰国を含む安全確保について検討することを要請しています。
※外務省は,1月31日に,湖北省(レベルは3(渡航中止勧告))を除く中国全土の感染症レベルを2(不要不急の渡航は止めてください)に引き上げるとともに、2月4日に航空会社の減便・運休に関するスポット情報を発出し,今後移動の制約が拡大する可能性に備え,情報収集等に万全を期し,日本への一時帰国を含む安全確保について検討することを要請しています。

   

【本文】

●中国に留学中の方々におかれましては,北京市教育委員会及び文部科学省から以下の通知等が出ておりますので,十分にご留意いただきますようお願いいたします。


1.北京市大学疫病コントロールガイドライン(第一版)について
 

●1月30日,北京市教育委員会は,新型コロナウイルスの予防・コントロールを強化するため,「北京市大学疫病コントロールガイドライン(第一版)」を公布しました。

 

●同ガイドラインの主な内容は以下のとおりです。

 
 (1)北京外の教員や学生は開学前に学校に戻らないよう指導すること。
 
 (2)学校を出入りする人員には身分識別と登記を行うこと。学校内に入る全ての人員に体温検査を行うこと。

 

 (3)学校内の教員と学生の毎日の健康状況を把握すること。学校内ではマスクを付けさせること。

 

 (4)人が集まる活動を減らすため,会議や式典を開かず,テレビ会議を提唱すること。

 

 (5)37.3度以上の発熱,咳や喉の痛み,胸苦しさ,呼吸困難,倦怠感,悪心嘔吐,下痢,頭痛等の異常な症状が出た場合,ただちに隔離し,近くの発熱問診でスクリーニング検査と診察を行うこと。
 
2.中国に留学中の日本人学生に対する文部科学省からのお願いについて
 

●1月31日,文部科学省は,中国に留学中の日本人学生に対するお願いを文部科学省のホームページに掲載いたしました。

 

●主な内容は以下のとおりです。

 
 (1)中国に留学する日本人学生におかれては、今後中国国内での交通の制約が更に拡大する可能性に備え、情報収集等に万全を期すとともに、日本への一時帰国を含む安全確保について検討してください。

 

 (2)文部科学省から「海外留学支援制度」及び「トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム」の奨学金を支給する日本学生支援機構に対して、大学等を通じて留学生から一時帰国等の相談があった場合は、留学計画の一時中断の手続き等をとるなど、奨学金支給について柔軟に対応するよう要請しています。

 

 (3)外務省や在中国日本大使館からの連絡が確実に受けられるよう、在留届・たびレジに渡航情報を登録いただくとともに、外務省ホームページにおいて最新の情報を随時把握するようにお願いします。あわせて、各大学からの連絡が迅速に行えるよう、在籍大学等への連絡先の登録や情報の報告を行うとともに、大学等との連絡を密にとっていただくようお願いします。
 
(参考)
○上記1.関連:中国当局(北京市教育委員会)の発表(中国語)
 http://jw.beijing.gov.cn/jyzx/jyxw/202002/t20200201_1622532.html
 
○上記2.関連:文部科学省ホームページ 中国に留学中の日本人学生の皆さんへ
 https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/ryugaku/1405561_00001.htm
 
(問い合わせ先)
 在中国日本国大使館 
  電話番号:010-8531-9800