自衛隊記念日レセプションの開催(2021年7月9日)

2021/7/9
 7月9日、駐中国日本国大使公邸において、自衛隊創立67周年記念日レセプションを開催し、中国人民解放軍、中国外交部、各国外交団、武官団、北京日本倶楽部等から多数の皆様の御列席を賜りました。
 
 垂秀夫大使は、レセプションの中で挨拶を行い、外部環境に影響されない、安定的で建設的な日中関係を構築していく必要があると述べました。そして、時として存在することもある日中両国の意見の違いや摩擦を適切に処理していくためには、互いの信頼関係が欠かせないこと、また、信頼関係の再構築のためには、あらゆるレベルでの意思疎通の強化が大切であることを強調しました。
 
 垂大使による挨拶全文は以下のとおりです。

 


 本日は御多忙の中、自衛隊創立67周年記念日レセプションにお越しいただき、誠にありがとうございます。
 昨年は、新型コロナウイルスの影響により開催できませんでしたが、本年は、こうして開催できることを本当にうれしく思います。

 近年、日中両国の間では、防衛交流が精力的に行われてきました。現在、新型コロナウイルス感染症の影響で、国境を跨ぐ往来が困難な状況にありますが、防衛交流の勢いは失われていません。昨年12月には、岸信夫防衛大臣と魏鳳和国務委員兼国防部長との間でテレビ会談が行われ、安定した日中関係の重要性と意思疎通の継続を確認しました。
 また、日中防衛当局間の海空連絡メカニズムの下での「ホットライン」の開設は、早期実現に向けた調整が着実に進展しています。

 私は、常々、外部環境に影響されない、安定的で建設的な日中関係を構築していく必要があると訴えています。しかしながら、日中両国は、隣国であるがゆえに、時として互いの意見の違いや摩擦が存在することもあります。
 
 両国間のこうした意見の違いや摩擦を適切に処理していくためには、互いの信頼関係が欠かせません。そうした意味で、現在最も強化が求められているのは、相互の信頼関係の再構築ではないでしょうか。そのためには、互いの努力が必要であり、中でも大切なことは、あらゆるレベルでの意思疎通の強化であると考えます。

 この点、新型コロナウイルス感染症が広がる中でも、日中防衛交流が行われ、意思疎通の継続を確認していることは意義深いことであります。これに満足することなく、両国間の意思疎通を更に深めていくことが重要です。北京にいる我々大使館員と御列席の皆様との対面での交流に、制約はありません。当館としても、引き続き全力で取り組んでまいりますので、皆様からも力強いサポートを頂ければ幸いです。

 御来賓の皆様、
 本日は、各国の軍を代表してお見えの方が多数いらっしゃいます。新型コロナウイルス感染症が世界を覆う中、皆様や皆様の同僚の方々は、それぞれの任地において、感染拡大への対応や予防に、危険を顧みることなく挑んでこられました。皆様を始め、世界各国の軍関係者の崇高なる勇気と尊い献身に、心から敬意を表します。

 また、我が国にとって大切な中国の旧い友人の皆様、日中関係の最前線で御活躍されている皆様、そして、各国外交団、武官団の皆様には、日頃の日本国民、日本大使館に対する友情に、改めて感謝申し上げます。

 本日のレセプションが、皆様にとりまして、自衛隊をより身近に感じ、日本との絆を一層感じられる、またとない機会となることを心より祈念して、私の挨拶とさせていただきます。