日中国交正常化50周年 重要な節目の年に未来へ繋がる対話と交流を(2022年 大使挨拶)
令和4年1月4日
謹んで新年のお喜びを申し上げます。
着任から、早一年が過ぎました。着任早々大使館が取り組むべき最優先事項として(1)在留邦人の安全確保と支援、(2)日系企業支援、の2つを柱としてかかげました。
こうした考えのもと、北京においては在留邦人の皆様の中国滞在がより充実したものになるよう常に関心を持ち、少しでもお役に立てるよう取り組んでまいりました。在留邦人の皆様にもっと大使館を身近に感じていただけるよう「公邸の開放」と銘打ち、北京日本倶楽部の会員の皆様や北京日本人学校の子どもたちに公邸を見学していただく機会を設けました。また、企業グループの集会、勉強会、MOUの調印式の開催等中国のビジネス現場で奮闘されている日本企業に公邸を利用していただき、さらに、中国において日中関係の発展や社会貢献活動に尽力された個人、日系企業等に対して公邸にて在外公館長表彰を授与するといったことも積極的に行わせていただき、非常に充実した一年であったと思います。
また、コロナ禍による様々な制約はありましたが、大使として天津市、湖北省、陝西省、山東省、吉林省、福建省を公式に訪問し、現地の日本企業の活動や日中交流の現状について学ぶ機会を得ました。こうした訪問の際には、各地方のトップである党委書記及び政府関係者と積極的に意見交換を行い、現地で活躍されておられる日本企業や邦人の皆様が直面している電力不足の解消やビジネス環境の改善、さらにはご家族のビザ申請といった問題について働きかけを行い、対応をお願いしてまいりました。
今年は、日中両国が1972年に国交を正常化してから50年という重要な節目の年に当たります。ここ北京において、日中外交の現場を預かる身としては、これまでの両国政府首脳及びハイレベルの共通認識を踏まえ、当地において様々な分野で活躍されている日本人の皆様、そして日本と縁を持つ中国の友人方の力も借りながら、日中両国の対話と交流の促進に全力を尽くしていきたいと考えています。本年が、この50年の歩みを振り返るとともに、日中関係の未来を見据え、次の世代にバトンを渡していく、そのような一年になれば望外の喜びです。そのためにも、引き続き皆様の御支援を賜れれば幸いです。
最後になりますが、新しい年における皆様の御健康と御多幸をお祈りして、新年の挨拶とさせていただきます。
着任から、早一年が過ぎました。着任早々大使館が取り組むべき最優先事項として(1)在留邦人の安全確保と支援、(2)日系企業支援、の2つを柱としてかかげました。
こうした考えのもと、北京においては在留邦人の皆様の中国滞在がより充実したものになるよう常に関心を持ち、少しでもお役に立てるよう取り組んでまいりました。在留邦人の皆様にもっと大使館を身近に感じていただけるよう「公邸の開放」と銘打ち、北京日本倶楽部の会員の皆様や北京日本人学校の子どもたちに公邸を見学していただく機会を設けました。また、企業グループの集会、勉強会、MOUの調印式の開催等中国のビジネス現場で奮闘されている日本企業に公邸を利用していただき、さらに、中国において日中関係の発展や社会貢献活動に尽力された個人、日系企業等に対して公邸にて在外公館長表彰を授与するといったことも積極的に行わせていただき、非常に充実した一年であったと思います。
また、コロナ禍による様々な制約はありましたが、大使として天津市、湖北省、陝西省、山東省、吉林省、福建省を公式に訪問し、現地の日本企業の活動や日中交流の現状について学ぶ機会を得ました。こうした訪問の際には、各地方のトップである党委書記及び政府関係者と積極的に意見交換を行い、現地で活躍されておられる日本企業や邦人の皆様が直面している電力不足の解消やビジネス環境の改善、さらにはご家族のビザ申請といった問題について働きかけを行い、対応をお願いしてまいりました。
今年は、日中両国が1972年に国交を正常化してから50年という重要な節目の年に当たります。ここ北京において、日中外交の現場を預かる身としては、これまでの両国政府首脳及びハイレベルの共通認識を踏まえ、当地において様々な分野で活躍されている日本人の皆様、そして日本と縁を持つ中国の友人方の力も借りながら、日中両国の対話と交流の促進に全力を尽くしていきたいと考えています。本年が、この50年の歩みを振り返るとともに、日中関係の未来を見据え、次の世代にバトンを渡していく、そのような一年になれば望外の喜びです。そのためにも、引き続き皆様の御支援を賜れれば幸いです。
最後になりますが、新しい年における皆様の御健康と御多幸をお祈りして、新年の挨拶とさせていただきます。