宮城県・吉林省友好県省締結35周年オンライン記念式典の開催(2022年11月24日)

令和4年11月24日
宮城県・吉林省友好県省締結35周年オンライン記念式典の開催(2022年11月24日)
宮城県・吉林省友好県省締結35周年オンライン記念式典の開催(2022年11月24日)
11月24日、垂大使は、宮城県と吉林省の友好協定締結35周年を記念するオンライン式典でビデオメッセージによる挨拶を行いました。

垂大使は、日本と中国は、「永遠の隣人」として共に助け合い発展してきた関係にあり、地方間交流はその核となってきたこと、引き続き宮城県と吉林省の交流を最大限支援していく旨述べました。

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村井嘉浩・宮城県知事、韓俊・吉林省省長、宮城県、吉林省の関係者の皆さま、おはようございます。

本年は日中両国が1972年に国交を正常化してから50年という重要な節目の年に当たります。こうした時期に、宮城県と吉林省の友好県省締結35周年を迎えられたことを心よりお慶び申し上げます。

日本と中国は、これまで「永遠の隣人」として共に助け合い発展してきた関係にあります。そして、その核となってきたのが、地方間交流でありました。

一口に地方間の交流と言っても、日中の地方間では面積や人口の規模、発展段階等が大いに異なります。論語に「君子は和して同ぜず」という言葉があります。主体性を失わず協調していくということですが、ここでは互いの違いを認め合いながら協力していくということになりましょう。宮城県と吉林省が長らく途切れることなく、その相異を乗り越えて交流を推進してきたのはまさに「和して同ぜず」という考え方が定着されていたからであると考えています。

私どもは日中の地方間交流を極めて重視しており、大使として中国の地方を可能な限り公式訪問するようにしております。昨年9月には、吉林省を公式訪問し、村井宮城県知事のレターを本日ご出席の韓俊・吉林省省長へお届けすると共に、景俊海・書記及び韓俊・吉林省省長との間で、日本と吉林省の間の更なる協力について深い意見交換をさせていただきました。今後とも宮城県と吉林省の交流を最大限支援していきたいと考えています。

最後になりますが、宮城県と吉林省の皆様のより一層の御発展と、御列席の皆様の御健勝をお祈りするとともに、日中関係の更なる発展を心から願って、私の挨拶とさせていただきます。