第35回日中交流弁論大会・友好交流35周年記念行事の開催(2022年11月26日)
令和4年11月28日


11月26日、垂大使は、北京日本人学校・北京月壇中学による第35回国際交流弁論大会・友好交流35周年記念行事で、ビデオメッセージによる挨拶を行いました。
垂大使は、国と国との交流には特に青少年交流が重要であり、35年間途切れずに続いたこの弁論大会は正に青少年交流の好例であることとともに、「有縁千里来相会」(縁有れば千里も来たりて相会う)の諺を挙げ、日本人生徒はなぜ自分が中国にいるのか、中国人生徒はなぜ自分は日本語を学習するのかを「縁」という言葉から考え、将来、何らかの形で日中関係に関わる人材に育ってほしいとの希望を述べました。
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北京日本人学校と北京市月壇中学の皆さん、こんにちは。
北京日本人学校と北京市月壇中学による第35回日中弁論大会の開催に対し、心からお祝いを申し上げます。
本年は、日中国交正常化50周年であるとともに、弁論大会の実施を通じた両校の交流開始から35年目に当たり、更に月壇中学で日本語教育が開始された50周年でもあります。3つの祝うべきことが重なった特別な年となりました。それだけに、オンラインでの開催となったことはとても残念でなりません。
さて、国と国の関係と言っても、詰まるところ人と人との関係であり、とりわけ若い世代の交流が何よりも重要です。日中関係には、青少年交流というよき伝統があります。今月17日に行われた日中首脳会談でも、両首脳は、両国の未来を担う青少年を含む国民交流を再活性化させていくことで一致しました。
35年前に始まったこの交流弁論大会は、新型コロナウイルス感染症の影響下でも両校の努力と信念で一度も欠かさず続けられた、正に青少年交流の好例であり、長年にわたる両校関係者の方々の熱意と尽力に心から敬意を表したいと思います。
この弁論大会を通じ、生徒の皆さんに改めて考えてほしいことがあります。
日本人学校の生徒の皆さんには、「なぜ自分は中国にいるのだろう」ということ、また月壇中学の生徒の皆さんには、「なぜ自分は日本語を勉強しているのだろう」ということです。
答えは千差万別かもしれませんが、生徒の皆さんに共通する1つの答えがあります。それは「縁」というものです。
私は昨年、月壇中学を訪問した際、張文生校長から揮毫を求められ、「有縁千里来相会」と認めました。我々日本人・中国人は、古来、この不思議な「縁」というものを大切にしてきました。若い皆さんも、是非、この「縁」に導かれ、将来何らかの形で日中関係に関わる人材に育ってほしいと心から願っています。皆さんの一つ一つの生き様が沢山の小さな「人間ドラマ」となり、未来の日中関係を築いていくことでしょう。
最後になりますが、今後とも北京日本人学校と北京月壇中学両校の友情が更に深まり、両校が共に発展すること、日中関係の更なる発展を心から祈念して私の挨拶とさせていただきます。
垂大使は、国と国との交流には特に青少年交流が重要であり、35年間途切れずに続いたこの弁論大会は正に青少年交流の好例であることとともに、「有縁千里来相会」(縁有れば千里も来たりて相会う)の諺を挙げ、日本人生徒はなぜ自分が中国にいるのか、中国人生徒はなぜ自分は日本語を学習するのかを「縁」という言葉から考え、将来、何らかの形で日中関係に関わる人材に育ってほしいとの希望を述べました。
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北京日本人学校と北京市月壇中学の皆さん、こんにちは。
北京日本人学校と北京市月壇中学による第35回日中弁論大会の開催に対し、心からお祝いを申し上げます。
本年は、日中国交正常化50周年であるとともに、弁論大会の実施を通じた両校の交流開始から35年目に当たり、更に月壇中学で日本語教育が開始された50周年でもあります。3つの祝うべきことが重なった特別な年となりました。それだけに、オンラインでの開催となったことはとても残念でなりません。
さて、国と国の関係と言っても、詰まるところ人と人との関係であり、とりわけ若い世代の交流が何よりも重要です。日中関係には、青少年交流というよき伝統があります。今月17日に行われた日中首脳会談でも、両首脳は、両国の未来を担う青少年を含む国民交流を再活性化させていくことで一致しました。
35年前に始まったこの交流弁論大会は、新型コロナウイルス感染症の影響下でも両校の努力と信念で一度も欠かさず続けられた、正に青少年交流の好例であり、長年にわたる両校関係者の方々の熱意と尽力に心から敬意を表したいと思います。
この弁論大会を通じ、生徒の皆さんに改めて考えてほしいことがあります。
日本人学校の生徒の皆さんには、「なぜ自分は中国にいるのだろう」ということ、また月壇中学の生徒の皆さんには、「なぜ自分は日本語を勉強しているのだろう」ということです。
答えは千差万別かもしれませんが、生徒の皆さんに共通する1つの答えがあります。それは「縁」というものです。
私は昨年、月壇中学を訪問した際、張文生校長から揮毫を求められ、「有縁千里来相会」と認めました。我々日本人・中国人は、古来、この不思議な「縁」というものを大切にしてきました。若い皆さんも、是非、この「縁」に導かれ、将来何らかの形で日中関係に関わる人材に育ってほしいと心から願っています。皆さんの一つ一つの生き様が沢山の小さな「人間ドラマ」となり、未来の日中関係を築いていくことでしょう。
最後になりますが、今後とも北京日本人学校と北京月壇中学両校の友情が更に深まり、両校が共に発展すること、日中関係の更なる発展を心から祈念して私の挨拶とさせていただきます。