垂大使が日中国交正常化50周年記念植樹セレモニーに出席(2023年3月6日)

令和5年3月7日
垂大使が日中国交正常化50周年記念植樹セレモニーに出席(2023年3月6日)
垂大使が日中国交正常化50周年記念植樹セレモニーに出席(2023年3月6日)
垂大使が日中国交正常化50周年記念植樹セレモニーに出席(2023年3月6日)
3月6日、垂秀夫大使は北京日本人学校において行われた日中国交正常化50周年記念植樹セレモニーに出席し、挨拶を行いました。
 
この植樹活動は、中国日本商会が中心となって設立した日中国交正常化50周年記念事業在中国実行委員によって開催された、「日中国交正常化50周年記念事業」の一環であり、未来の日中関係を担う北京日本人学校と月壇中学において、両国に馴染みのある木を植え、日中双方の学校で周年を祝うという、レガシー事業です。
 
垂大使の挨拶は以下のとおりです。
 
日本人学校の在校生の皆さん、教職員の皆さん、御列席の関係者の皆さん、こんにちは。
 
本日は日中国交正常化50周年記念の植樹式の実施、本当におめでとうございます。今回、三つの木が選ばれたと聞いています。海棠、モクレン、そして楓という木です。それぞれ日中両国に馴染みのある木であり、将来、花を咲かせて、葉を茂らせて、きっと皆さんを楽しませてくれることと信じています。
 
この植樹式は二つの大きな意味があると私は思っています。一つめは過去を忘れないということです。過去があるから、今の私たちがいます。50年もの前に、当時の日本と中国のリーダーたちが知恵と勇気を出したことが、日中両国の仲直りにつながりました。過去があるから、我々が今ここにいることを常に忘れないでほしいと思います。過去の知恵、そして過去の勇気を我々もしっかりと学びたいと思います。それが一つめの意味です。
 
二つめの意味は、過去があったから現在と未来があるということです。今、この日本人学校で学び、そして中国の北京で生活している証を、今回の植樹によって未来に残していくという意味があります。在校生の皆さんはまだまだ小さいですが、ここ中国で勉強した、中国に住んでいたことを忘れずに、必ず、将来どういう仕事をしても、どのようなことをしていても日中関係や中国のことを思い、日中関係に関わる、日中関係の発展をお手伝いする人に育ってほしいと思っています。これが二つめの意味です。
 
最後に、日本人学校の在校生の皆さん、教職員の皆さん、そして全ての関係者の皆さん、皆さまの御健勝と御発展、それから日中関係の更なる発展を祈念して私の挨拶とさせていただきます。御清聴ありがとうございました。