自衛隊記念日レセプション・秋の交流会の開催(2026年10月21日)

令和8年11月2日
自衛隊記念日レセプション・秋の交流会の開催(2026年10月21日)
自衛隊記念日レセプション・秋の交流会の開催(2026年10月21日)
自衛隊記念日レセプション・秋の交流会の開催(2026年10月21日)
自衛隊記念日レセプション・秋の交流会の開催(2026年10月21日)
    10月21日、金杉憲治大使は、大使公邸において、自衛隊創立72周年記念日レセプション・秋の交流会を開催し、各国大使、武官団、在留邦人を含め多数の皆様の御列席を賜りました。
 
    来訪の出席者には、日本料理や飲料、日本各地の風景や特産品、お茶のお点前、居合道演舞のデモンストレーションなど、様々な形で日本文化を楽しんでいただきました。

    金杉大使は、レセプションの挨拶の中で、自衛隊の国際社会の平和と安定への貢献、日本国の平和国家としての歩み、そして日中間の緊密な意思疎通、幅広い分野での交流の重要性を強調しました。
 
    金杉大使による挨拶全文は以下のとおりです。
 
    各国大使及び武官団並びに友人の皆様、こんばんは。本日は「自衛隊記念日レセプション・秋の交流会」にお越しいただき、誠にありがとうございます。

​    中国には「春華秋実(しゅんかしゅうじつ)」という言葉があります。「春に花が咲き、秋に実を結ぶ」――すなわち、地道な努力の積み重ねが、豊かな成果に繋がることを意味します。

​    本日、このように多くの皆様をお迎えした「秋の交流会」の場こそ、私たちが共に紡いできた交流の「実り」そのものであると感じています。今宵、この豊かな一時(ひととき)を皆様と共有できれば幸いです。

​    今年は、日中両国は共に、厳しい自然災害に直面した多難な年でもありました。災害の際、日本では自衛隊が、中国では中国人民解放軍が人道支援や災害救助にあたってきており、この場を借りて全ての関係者に心から敬意を表します。
 
​    加えて、自衛隊は国際社会の平和と安定に貢献すべく、多国間協力の下、平和維持活動(PKO)や国際緊急援助活動、ソマリア沖・アデン湾での海賊対処などに従事してきており、その中には、中国と協力して行われた取組も含まれています。世界の平和と安定への貢献を我々は今後とも継続していきます。

​    言うまでもなく、日本にとって戦後の歩みは、平和国家として地域と世界の平和と繁栄に貢献してきた歩みであります。歳月がいかに流れても、この歩みが今後も変わることはありません。

​    日中両国は、引っ越しのできない隣国です。それ故に、立場や考え方の違いが時として日中関係に影を落とすこともあります。その際、重要となってくるのが、日中間の緊密な意思疎通です。

​    日中間には、安全保障上でも多くの懸念があります。だからこそ、自衛隊と人民解放軍との意思疎通を通じて相互信頼を強化し、不測の事態を回避することが不可欠です。日中双方の多大な努力で作り上げられた、「日中海空連絡メカニズム」の運用をはじめ、当局間の意思疎通を着実に図っていく必要があります。

​    また、人的交流の面においては、日中佐官級交流も重要であり、昨年11月にはその一環で日本側代表団の訪中が実現しました。次の交流が早期に実現することを期待しております。

​    日中間の相互理解を深化していくためには、幅広い分野での交流が不可欠です。先般訪中した国際貿易促進協会のような経済交流・民間交流は、日中関係の発展に大きな役割を果たしてきました。このような積み重ねは必ずや、両国関係の更なる発展、ひいては地域全体の平和と繁栄にも繋がると確信しています。

​    日中関係全般について言えば、「戦略的互恵関係」の包括的推進をはじめ、これまでの大きな方向性を維持しながら、今後も前に進めていきたいと強く思っています。

​    本日のレセプションにおきましては、様々な日本料理、日本各地の風景や特産品の紹介、居合道演舞や茶道のデモンストレーションなどをご用意しております。今宵は是非、日本の伝統や文化、歴史に触れながら、多くの方々との交流を深める機会にしていただきたいと思います。

​    結びになりますが、本日のレセプションが、ご来賓の皆様にとって、自衛隊を身近に感じ、また、日本との友情と絆が一層深まる機会となることを祈念し、私の挨拶とさせていただきます。

​    御清聴、ありがとうございました。