2019年 日中友好成人式への出席

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  1月12日、当館多目的ホールにて“日中友好成人式”が開催されました。
  横井大使をはじめ、広報文化部堤公使、日本で活躍する中国人タレント・段文凝さん等30名の主賓を迎え、日中両国120名の “新成人”を祝福しました。
 
  横井大使による挨拶文は以下のとおりです。
 
  来賓の皆様,そして日中双方の新成人の皆さん,成人おめでとうございます。そして,あけましておめでとうございます。本年も当館で日中友好成人式を開催し,また,共に新しい一年を始められることを大変嬉しく思います。ここにこうしてお集まりいただいた新成人の皆さんに対し,改めて心よりお祝い申し上げます。
 
  皆さんが現在,20歳ということは,1998年か1999年生まれということになります。1998年というのは,江沢民主席が,中国の国家主席としては初めて日本を公式訪問した年でもあります。それはちょうど日中平和友好条約締結20周年にあたる年でした。それから更に20年が経過した昨年2018年は,当然ながら日中平和友好条約締結40周年ということになります。5月に李克強総理が訪日し,10月には日本の総理としては7年ぶりの安倍総理大臣の訪中が実現しました。そして,今年2019年は,習近平主席の訪日が実現することが期待されています。
 
  安倍総理が訪中の際に述べられたとおり,日中関係は「競争から協調へ」を基調とし,新たな高みへと着実にその歩みを進めています。また,両国の首脳により,今年を「日中青少年交流推進年」とすることが合意されました。これを皮切りとして,今後,日中両国間の青少年交流がますます活発になることを期待します。日本政府としても,より多くの中国の人たちに日本を訪れてもらい,ありのままの日本の姿を知ってほしいと思っています。このため,本年1月1日から,皆さんのような中国の大学生や訪日リピーターに対する一層のビザ緩和を実施しています。会場の皆さんも,是非この機会にビザを取得し日本にお越しください。当大使館としては、みなさんのビザ取得を一生懸命支援致します。
 
  さて,ここで,私から,皆さんに対する激励の言葉を二つ贈りたいと思います。
 
  第一は,「他の人に親切にしよう」ということです。昨年12月の中国人の若者による日本語作文コンクールで一等賞をとった人は,その表彰式で次のようなことを発表しました。彼女は,日本旅行中に財布をなくした時に,宿舎の大家さんの助けで財布が見つかったことを題材にして,「日本人はフレンドリーな態度で外国人に接する包容力のある国だということを,私は証拠をもって中国人に話すことができる」といいました。
 
  これは,日本だけで起きることではなく,中国で困難に直面した日本人が中国人に助けてもらうことも,それこそ星の数ほど起きていると思います。他人から親切にしてもらった経験は,親切を受けた人の,親切にしてくれた相手に対する認識を素晴らしく良くします。それのみならず,その良い印象は,この作文の作者のように,更に他の人にも伝えられていきます。
 
  私は,親切は国境を越え,日本人と中国人の心を繫いで,相互の良い印象を生み,国同士の友好的な交流までも高めていく原動力になると信じています。
 
  第二は,「新しい時代を共に創っていこう」ということです。
  両国の若者を前にお話しする機会があるときに,私は常々,両国の若者が日中両国の架け橋になるだけではなく,世界の未来にとっての架け橋になっていくことを心から期待しているとお伝えしてきました。皆さんの柔軟で斬新な発想,挑戦に果敢に挑む行動力をもって,共に手を携え,知恵を駆使して世界を創っていってほしいと思います。これからの時代の日本人と中国人が共に協力して,世界の人々が直面する課題の解決に大きな力を発揮することを,世界中が期待しています。私は,そう確信しています。
 
  最後に,改めて,皆さん成人おめでとう。これからの皆さんの人生が,素晴らしいものとなることを,そして,お互いに親切にしあい,力を合わせて,そして,それぞれの世界で大いに活躍されることを心から期待し,皆さんの成人式における私の挨拶とさせていただきます。

 
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