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中国人民抗日戦争記念館訪問後の小泉純一郎総理の発言

(2001年10月8日 北京)

中国語

 
 

 今日、私は、盧溝橋を訪れましたが、前から一度来たいと思っていました。私は歴史が好きで、いつも歴史書あるいは歴史に関する小説に興味があるので関心を持っていました。一度盧溝橋に行ってみたいなと思っていました。今日こうしてこの記念館も拝見させていただきまして、改めて戦争の悲惨さを痛感しました。侵略によって犠牲になった中国の人々に対し心からのお詫びと哀悼の気持ちをもって、いろいろな展示を見させていただきました。二度と戦争を起こしてはならないと、そういうことが戦争の惨禍によって倒れていった人の気持ちに応えることではないか、私共もそういう気持ちでこの日中関係を日中だけの友好平和のためではなく、アジアの平和、また世界の平和のためにも日中関係は大変大事な二国間関係だと思っています。

 

 21世紀になって、9月11日米国で発生したテロ攻撃、まったく新しい型の戦争状態と言っていい、信じられないような出来事が起こりました。この新しいテロ攻撃に対して、今世界がどのようにこのテロを撲滅するのか、抑止しなければならないかという時に、こうして中国を訪れ、これからの日中関係はもちろん、世界の中の国際社会の一員としてお互いどのようにテロ根絶のために協力できるかという話し合いが出来るのも大変大事なことではないかと思っています。

 

 過去の歴史をよく勉強することによって、人間というのは反省し、将来その反省を生かしていかなければならないと思っています。私共も過去の歴史を直視し、二度と戦争を起こしてはいけない、その反省から、戦後平和国家として日本は繁栄することができました。過去、日本は国際社会から孤立して、あの悲惨な戦争に突入してしまいました。戦後、国際協調こそが平和と繁栄の道だと、国際社会から孤立してはならないということが日本の国是となっています。

 

 日本はアメリカと戦争をしました。しかし、戦争をしたアメリカとは今、世界で最も強力な友好同盟関係を結んでおります。日本と中国も過去不幸な時期がございましたけれども、今後21世紀の将来に向かって、私は日本と中国との友好関係を今の日本とアメリカの友好関係のような強力な友好関係にしていけたらなと、そう心から思っております。日中友好発展は、単に日本と中国だけの間ではなくて、アジア全体、世界全体にとっても、大変大事な二国間関係だと思いまして、私も総理大臣として、これから日中友好に向けて全力を尽くしていきたいと思います。

 

 


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