鳥インフルエンザ関連情報(湖北省における人への感染について)
(10.06.07)
在中国日本国大使館
1.6月4日、中国衛生部はホームページにて、湖北省で高病原性鳥インフルエンザの人への感染が確認され、患者(1名)は死亡した旨を発表しました。発表の主要点は以下のとおりです。
(1)患者は22歳の女性。湖北省鄂州市鄂州区在住。
(2)5月23日に発病し、病状が悪化した後、入院治療をうけたが症状はよくならず、全力で治療に当たったが6月3日0時35分に死亡した。
(3)6月2日、湖北省疾病予防コントロールセンターが患者の標本から鳥インフルエンザウイルス(H5N1)陽性を確認し、6月4日には中国疾病予防コントロールセンターも再確認した。疫学調査によれば患者は発病前に死んだ家禽との接触歴がある。農業部の調査によれば当地では鳥インフルエンザの鳥への流行は観測されていない。
(4)感染の発生後、現地政府はこれを高度に重視し、密接接触者に対して厳密な医学観察を実行しているが、今までに異常な臨床症状は現れていない。
2.中国政府のこれまでの公表によれば、今回の事例をあわせて、中国における鳥インフルエンザの人への感染例は39例目(死亡例は26例)になります。また、今年に入ってからは初めての感染例です。
鳥インフルエンザ発生国である中国では、引き続き、不用意に鳥に近寄ったり触れたりせず、衛生管理にも十分注意してください。
その他、感染地域滞在の注意事項については、「海外渡航者のための鳥及び新型インフルエンザに関するQ&A」を御参照ください。(http://www.anzen.mofa.go.jp/kaian_search/influ_qa.html)
3. 当館では新たな情報が得られ次第、当館ホームページ及びメールマガジンでお知らせします。
(参考ホームページ等)
○外務省領事局政策課(海外医療情報)
電話:(代表)03ー3580ー3311(内線)2850
○外務省海外安全相談センター
電話:(代表)03ー3580ー3311(内線)2902
○外務省海外安全ホームページ:http://www.anzen.mofa.go.jp/index.html
○鳥インフルエンザに関する情報(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou02/index.html
○海外渡航者のための感染症情報(厚生労働省検疫所)http://www.forth.go.jp
○高病原性鳥インフルエンザ(国立感染症研究所感染症情報センター)
http://idsc.nih.go.jp/disease/avian_influenza/index.html
○鳥インフルエンザに関する情報(農林水産省)
http://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/tori/index.html
○Avian influenza(世界保健機関(WHO))
http://www.who.int/csr/disease/avian_influenza/en/
○国際獣疫事務局(OIE)
http://www.oie.int/eng/en_index.htm |