1.9月7日、尖閣諸島周辺海域において、海上保安庁の巡視船と中国漁船が接触するなどし、海上保安庁が同漁船の船長を逮捕するという事案が発生したのを受け、中国国内では、8日午前に日本大使館に対する抗議行動が行われたり、12日夜に天津日本学校に対して鉄球が打ち込まれ、その外周壁に落書きがされるなど、日本に抗議する行動が散発しています。
2.現在のところ、邦人社会全般に対する抗議行動やデモ行進等反日的活動が行われるとの具体的情報には接しておらず、当地公安当局からは、邦人の安全に万全を期すとの連絡を受けておりますが、9月18日は柳条湖事件の発生日であることもあり、今後しばらくは、在留邦人のみなさまや旅行、出張等で当地を訪れるみなさまには、以下の諸点にご留意の上、ご自身の安全確保には十分ご注意ください。
○外出する際には周囲の状況に格別の注意を払い、広場など大勢の人が集まるような場所では特に注意する。
○中国人と接する際には言動や態度に注意する。
○日本人どうしで集団で騒ぐ等の目立った刺激的な行為は慎む。
○当館のホームページ、外務省の危険情報等をこまめにチェックする。
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