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「中国の方々の高倉健さんへの弔意に私は深く感動した」


2014年12月28日付「新京報」記事仮訳

 

 

 木寺昌人・駐中国日本国大使は、日中両国の国民感情の改善は重要な課題であり、「感動の共有」が、両国国民の相互理解の促進のために極めて大切なことだと考えている。

 

日中首脳会談の効果が現れてきている

新京報:日中関係が緊張した中で2年間大使を務められたが、この2年間の日中関係は波乱もあったが、ご自身のこの2年間の仕事をどのように評価されるか。

木寺大使:私は日中関係が困難な時に大使として赴任しました。私にとっては初めての大使ポストであり、また、これまで二国間関係がこうした状況になったことはなかったので、お手本もありませんでした。そうした中で、この2年間、自分ができることをやってきました。
そして先頃、安倍晋三総理と習近平国家主席の間で日中首脳会談が実現し、日中関係が良い方向に踏み出す結果となったことを喜んでいます。しかし、首脳会談は関係改善に向けた一つのステップに過ぎません。これからも日中の首脳は、会談を積み重ねていく必要があります。私自身もそのために一層努力していきます。

新京報:大使は今後、日中関係の安定的な改善のために、どのような努力をされるか。

木寺大使:今回のAPEC期間中、日中両国は、2年6ヶ月ぶりに首脳会談を行い、世界に向けて日中関係の改善という重要なメッセージを発信しました。これは、アジア太平洋地域だけでなく、世界に向けて発せられた前向きなメッセージです。今回の握手と会談の効果は、既に二国間関係に現れてきています。
私は、駐中国日本国大使として、近年停滞してきた様々な対話や協力メカニズムを、一つ一つ着実に実施し、日中友好を広げていくために全力を尽くすことが自分の役割だと思っています。

新京報:日中間の貿易は二国間関係の影響を受けて2年連続でマイナス成長が続いた。大使はこの1~2年間の日中の経済貿易関係についてどのように評価されるか。

木寺大使:中国の日本からの輸入はある程度減少しました。しかし、昨年の日中間貿易総額は3,120億ドルに上り、中国は日本にとって最大の貿易相手国、中国にとって日本は第2位の貿易相手国であることに注目すべきです。日中の経済関係は切っても切れない関係にあります。
中国は持続可能な経済成長を実現するため、環境、省エネルギー、産業の高度化、食の安全などの諸課題に取り組んでいますが、こうした分野における、日本政府と企業の一体となった様々な取組みや日本企業の技術、ノウハウは中国にとって問題解決に役立つものでしょう。

 

日中両国の人々が「感動を共有」している

新京報:最近、著名な俳優である高倉健氏が亡くなり、多くの中国人が哀悼の意を表した。中国外交部も高倉健氏の日中文化交流に対する多大な貢献を評価した。木寺大使は、両国国民の相互理解促進と相互の誤解の解消のために、文化交流はどのような役割を果たせると思われるか。

木寺大使:高倉健さんが亡くなられてから、日本大使館にも、多くの中国人のファンの方々から花束や追悼のメッセージが届けられ、私は胸が熱くなりました。高倉健さんの映画を通じて、多くの日本人と中国人とが同じ感動を共有していると思います。
 近年、日中両国の国民感情の改善が大きな課題となっていますが、私は、「感動の共有」こそが、両国国民の相互理解の促進にために極めて大切なことであると考えています。感動を共有した者同士は、お互いに親近感が湧き、容易に争うこともありません。そして、感動を共有した人とは一生の絆で結ばれます。私自身は1986年にお招きされて初めて訪中し、私の妻も1984年の交流プログラムで中国を訪れた経験がありますが、この時の中国の方々との「感動の共有」が、私たちの対中国観の原点となっています。
 先月、89の大学から350人余りの学生が集まった「第10回笹川杯全国大学日本知識大会」が北京大学で行われ、私も出席しました。会場は大変盛り上がり、私も改めて文化活動を通じて日本に関心を持ってくれている中国の若い方たちを応援することの大切さを認識しました。こうした「感動の共有」を生み出す文化交流は、日中関係に計り知れない影響力があります。私が着任してから2年間、日中関係が厳しい中にあっても、様々な文化交流事業を実施してきました。とくに、両国の未来を担う青少年交流にも力を入れ、大使館としてはこの2年間で、中国から2千人を超える若者を日本に招待しました。来年も引き続きこうした交流事業を展開していきたいと思います。

新京報: 大使の在任中、これまで一番感動した事は何か。

木寺大使: 最近、私が感動したことがありました。先日、日本大使館で日本語作文コンテストが行われ、優勝した中国の女子学生が私たちに彼女の体験を語ってくれました。それは、彼女があるアニメのストーリーに沿って、人と人とがお互いに殺し合ったりしてはいけないということを語り、インターネットで発表したところ、全く知らない日本人の若者から、あなたの言うとおりですとの反応があったということでした。このような日中の若者同士の「感動の共有」を示す出来事があったことに、私は感動しました。

 

来年にビザの発給条件の緩和を予定

新京報: 今年、日中間の人的往来は非常に多かったが、木寺大使は、中国人の訪日観光ブームをどのように見ているか。

木寺大使:統計によれば、中国からの訪日者数は今年はのべ200万人の大台を大きく突破する勢いです。より多くの中国の方に日本を訪問していただき、日本理解を深めていただくことで、日中関係の促進にも大きなプラスの効果を持つことを期待しています。先日、外務省から発表したとおり、中国人向けマルチビザの発給条件の緩和を準備しているところですが、来年春節の休暇期間により多くの方が訪日されることを期待しています。

新京報:来年大使館はどのような活動をする予定か。

木寺大使:今年は、日本語スピーチコンテスト、着物の着付け体験など日本文化紹介イベントを開催した他、中国の青少年を約1週間日本に招待する青少年交流事業を実施しました。私は、日中両国の国民同士の交流を大事にしたいと思っています。
 私自身は、若い人たちの会合にもなるべく参加するようにしていて、中国の若い方たちに求められて、一緒に記念写真をする機会もたくさんありました。私と一緒に撮った写真を彼らがインターネットにアップして、多くの方の目に触れることは、日中関係にとっても良いことだと思っています。私たちは、来年も日中の国民間の相互交流を引き続き進めていきます。新京報ともぜひ協力して活動を行い、中国の若者の期待に応えたいと思います。

 

1 中国の一番面白いところはどこか。
木寺大使:私の母は大連生まれで、1941年に14歳で日本に帰国しました。私自身、かねがね大連を訪問したいと思っていたところ、昨年11月に大連を訪問することができ、当時母が通っていた学校の同級生にもお会いできました。母から預かった手紙と私ども夫婦からのプレゼントをお渡しし、様々なお話を伺うことができて、とても感動しました。

 

2 一番好きな中国料理は何か。
 私が一番好きな中国料理といえば、焼きギョーザだと思います。幼い時、母がよく作ってくれました。北京に来てからは忙しくてまだギョーザを包む機会もないですが、私が包むギョーザは形がきれいに揃っていると自負しています。

 

3 今年最も印象深かった国際的な出来事は何か。
木寺大使: 私自身は、やはり北京APECの開催です。約2年6か月ぶりとなる日中首脳会談が実現し、世界に日中関係の改善を発信した出来事だったと思います。

 


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