金杉大使と陸治原・民政部長との会見(2024年6月6日)

令和6年6月7日
金杉大使と陸治原・民政部長との会見(2024年6月6日)
金杉大使と陸治原・民政部長との会見(2024年6月6日)
6月6日、金杉憲治大使は、着任挨拶のため民政部を往訪し、陸治原部長と会見しました。
 
冒頭、陸部長から、金杉大使の来訪に対し歓迎の意が示されました。また、同部長は、昨年11月の岸田文雄内閣総理大臣と習近平国家主席による日中首脳会談で再確認された「戦略的互恵関係」を包括的に推進していくとの共通認識に基づき、福祉分野に係る協力を推進したい旨述べました。
 
これに対し、金杉大使からは、高齢化対策や介護に関する取組は、本年5月の日中韓サミット及び日中首脳会談でも首脳間で協力分野として推進していくことで一致しており、今後、陸部長と緊密に連携し、この分野における日中間の協力・交流を後押ししていきたい旨述べました。
 
引き続き、陸部長から、民政部の所掌事務、とりわけ中国の高齢化問題の現状及び介護を含む社会保障制度の整備状況について紹介があり、日本は高齢化問題についての多くの経験・ノウハウを有している、今後、そうした経験等を積極的に学びたく、そのために交流を進めていきたい旨述べました。
 
これに対し、金杉大使から、高齢化問題は日中両国の共通課題であり、お互いに学び合いながら取り組んでいくことが大事である、民間を含め様々なレベルでの積極的な交流を推進していくことが重要である旨述べました。また、この観点から、ビジネス環境の一層の整備・改善について要望を提起しました。

双方は、今後とも重層的かつ密接な意思疎通を通じて介護分野の協力を推進していくことで一致しました。