金杉大使の甘粛省訪問：石琳・敦煌市党委書記との会見等 （2024年6月11日）

   6月11日、甘粛省を訪問中の金杉憲治大使は、石琳・敦煌市党委書記と会見を行いました。会見には、小枝直仁・中国日本商会理事・運輸サービス部会長、竹内和夫・JICA中国事務所長も同席しました。
会見では、金杉大使から、敦煌市を舞台とした文化財保護にかかる日中協力は、歴史に残る、非常に素晴らしい取組であったと考える旨述べ、日本と敦煌市との間で、観光を含む各分野の民間交流が今後更に強化されていくことを期待したい旨発言しました。
   石琳書記から、金杉大使一行の訪問に歓迎の意が示され、敦煌は日本との交流を重視しており、90年代には敦煌を訪れる外国人観光客の中で日本人の数がトップであった旨発言があり、年内の日本とのチャーター便就航へ向けての期待が示されました。
   また、金杉大使から、敦煌市と友好交流関係にある神奈川県鎌倉市長及び栃木県日光市長からの親書を手交し、また、同じく友好交流関係にある大分県臼杵市長からのメッセージを伝え、石琳書記から謝意が示されました。
   さらに、同席した小枝直仁・中国日本商会理事・運輸サービス部会長（日本航空公司常務執行役員・中国総代表）から石琳書記に『中国経済と日本企業2023年白書』が手交され、竹内和夫・JICA中国事務所長から、JICAと敦煌には深い繋がりがあり、80年代、90年代にかけて行われた敦煌石窟文化財研究・展示センター建設にかかる協力は、日中協力プロジェクトの成功事例であると考える旨発言がありました。
   会見後に行われた歓迎晩餐会終了後、金杉大使は、鳴沙山月牙泉、沙洲夜市を参観しました。