金杉大使の甘粛省訪問：敦煌研究院訪問等 （2024年6月12日）

   6月12日、甘粛省を訪問中の金杉憲治大使は敦煌研究院を訪問し、趙声良・敦煌研究院書記らと交流を行い、莫高窟及びデジタル展示センター、敦煌石窟文化財研究・展示センターを参観しました。
   金杉大使から、敦煌を舞台とした文化財保護にかかる日中協力は、歴史に残る、非常に素晴らしい取組であったと考える旨述べ、多数の文化が混じり合う交差点としての役割を発揮してきた敦煌文化、そして日中の文化財保護協力に対する理解をさらに深めました。
   趙書記から、金杉大使一行の訪問に歓迎の意が示され、敦煌研究院と日本との交流は密接であり、石窟の研究・保存や人材育成等に関し、故・平山郁夫画伯を始めとする多くの日本の皆様からのサポートがあった旨発言があり、今後引き続き日本との交流を強化し、更に多くの日本人観光客が敦煌を訪問することに対する期待が示されました。
   訪問終了後、金杉大使は、陽関、玉門関を参観しました。
   同日夜、金杉大使は、敦煌研究院などからJETプログラムで甘粛省の友好都市である秋田県に派遣され国際交流員として活動した経験を持つOBらと懇談し、今後も友好都市関係を基礎とした両国国民の交流が拡大していくことを期待したい旨述べました。