オンライン講義イベント「儒家思想と企業経営 渋沢栄一の『論語と算盤』から学ぶ現代意義と新たな時代の日中関係」の開催(2024年11月2日)

令和6年11月6日
オンライン講義イベント「儒家思想と企業経営 渋沢栄一の『論語と算盤』から学ぶ現代意義と新たな時代の日中関係」の開催(2024年11月2日)
オンライン講義イベント「儒家思想と企業経営 渋沢栄一の『論語と算盤』から学ぶ現代意義と新たな時代の日中関係」の開催(2024年11月2日)
オンライン講義イベント「儒家思想と企業経営 渋沢栄一の『論語と算盤』から学ぶ現代意義と新たな時代の日中関係」の開催(2024年11月2日)

   11月2日、当館は、今年日本の新たな1万円札の肖像となった実業家の渋沢栄一氏の玄孫である渋澤健氏を講師に迎え、留日商会の協力の下、オンライン講義イベント「儒家思想と企業経営 渋沢栄一の『論語と算盤』から学ぶ現代意義と新たな時代の日中関係」を開催しました。

 
   金杉憲治大使は挨拶の中で、渋沢栄一氏は、私利私欲ではなく公益を追求する「道徳」的思想と、実質的な利益を求める「経済」が事業の中で両立しなければならないという「道徳経済合一」を生涯をかけて追い求め、その「道徳」の手本とすべきとした書物が中国の『論語』であった、本日の講義イベントが、御列席の方々の渋沢栄一氏や日本経済に対する理解を更に深め、また、新たな切り口による日中間交流の機運を醸成していくための機会となることを期待する旨述べました。

 
   留日商会の房恩会長は挨拶の中で、渋沢栄一氏は、東洋の儒教と西洋の経済理論を完璧に融合させ日本で実践し、彼の思想理念、実践過程、そしてその大きな業績は後世の人々の賞賛を得るところとなった、どのような企業が、どのような経営方法が企業を長期的に繁栄させられるのか、社会の富を創造し、社会の進歩と発展を促進すると同時に、社会からの普遍的な尊敬を得ることができるのか、これは我々が本日共に議論する話題のひとつである旨述べました。

 
   また、本講義イベントの特別講師である李海燕・国際金融論壇特約研究員は、会場にて、渋沢栄一の企業経営理念が現在の中国企業家に対してもたらす参考価値について紹介を行いました。

 
   講義イベントには、留日商会等から約50名のゲストが出席しました。